38年前に「eスポーツ」を予言!?『こち亀』両さんの未来予測が正確すぎる – まいじつエンタ

0
38
38年前に「eスポーツ」を予言!?『こち亀』両さんの未来予測が正確すぎる

38年前に「eスポーツ」を予言!?『こち亀』両さんの未来予測が正確すぎる (C)PIXTA

人情話から時事問題まで、約40年にわたって多種多様なネタを繰り広げた漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。今読むとその当時の世相が反映されていて読みごたえがあるのだが、同時に未来を予見するような鋭い描写も少なくない。今回は主人公・両津勘吉による〝未来予知〟じみたエピソードを振り返ってみよう。

まず第1422話『タイムカプセルに賭けろ!!の巻』は、今から約16年前に発売されたコミックス149巻の収録エピソード。派出所の面々が10年後の自分に向けてタイムカプセルを埋めようとするお話なのだが、そこで未来のゲーム事情を予知するかのような場面があった。

商魂たくましい両津は、10年後にプレミアがつきそうなものをタイムカプセルに入れようと画策。いの一番に入れたのが、「10年後に値が上がっている」と予測した『遊☆戯☆王』OCGのカードだった。その一方で、当時流行していた『甲虫王者ムシキング』は衰退すると指摘している。

カードゲーム事情に詳しい方なら分かるだろうが、実際に現在では「遊☆戯☆王」カードの価格高騰が進み、転売が盛んに行われている状況。その一方で「ムシキング」のブームは過ぎ去っており、まさに両津の発言どおりの世界が到来しているのだ。

同エピソードでは他にも、「PlayStation 5」の発売や『週刊少年ジャンプ』におけるネットを使った読者アンケートの実施、少子化によるページ減など、的中率の高い予言がいくつも描かれている。『ONE PIECE』の連載が10年後も続いていることを言い当てているのも、さすがと言うしかない。

「eスポーツ」の登場も両さんの予想どおり?

プロゲーマーが凌ぎを削る「eスポーツ」が世間で広く認識されるようになったのは、2000年代以降の話。しかし、なんと「こち亀」ではまだアーケードゲームが主流だった1983年の時点でその発展が予想されていた。

コミックス28巻収録の第260話『アンコール雪之城の巻』では、両津がゲームセンターにあった筐体を買い取って派出所に無理矢理持ち込んでくる。そして「TVゲームのプロになる」ために筐体を買ったという両津は、21世紀になれば全てがコンピューターの時代になると発言。その最たるゲームも、娯楽ではなく「プロ同士が戦うようなコンテンツになる」と予想している。

1983年には将棋や囲碁、ボーリングなどのプロが台頭していたが、これらも元は娯楽だった。同じ娯楽であるゲームも、実績を残せばプロと呼ばれるようになる…というのが両津の推測だ。その考えは見事的中し、今や「eスポーツ」は国際オリンピック委員会が公式大会を開催するほどの地位にまで上り詰めている。

ここで挙げた以外にも、「こち亀」の中には先見の明を思わせる話や預言に近いセリフがいくつもある。もしかしたら、未来に向けたアイデアや投資の参考になりそうなヒントも隠されているかもしれない。

文=野木

【画像】

master1305 / PIXTA

【あわせて読みたい】