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月曜日, 3月 1, 2021

【Hothotレビュー】税別10万円切りでCore i7搭載! 仕事にも使えるLEVEL∞のゲーミングパソコン –

安価なゲーミングパソコンの価値はどこにある?

LEVEL-M046-iX7-RJSX

 ユニットコムのiiyama PCブランド「LEVEL∞」より、ミニタワー型ゲーミングパソコン「LEVEL-M046-iX7-RJSX」が発売された。

 本機は「LEVEL∞」のラインナップのなかで、microATXマザーボードを採用したM-Classの製品となる。スペックはゲーミングパソコンとしてはエントリークラスで、税別価格は9万9,980円(税込10万9,978円)となっている。

 ゲーミングパソコンというと、高性能で高価なほどよいという印象を持つ人もいると思う。しかし遊びたいゲームが決まっているなら、必要十分な性能を持つパソコンがあればいい。本機のターゲットはどのあたりになるのか、という点も考えながら実際の製品を見ていきたい。

最新のCore i7を搭載した軽量ミニタワー

 「LEVEL-M046-iX7-RJSX」のスペックは下記のとおり。

【表1】LEVEL-M046-iX7-RJSXのスペック
CPU Core i7-10700(8コア/16スレッド、2.9~4.8GHz)
チップセット Intel B460
GPU GeForce GTX 1660 SUPER(6GB GDDR6)
メモリ 8GB DDR4-2666(4GB×2)
SSD 500GB(M.2 NVMe)
光学ドライブ なし
電源 500W(80PLUS Bronze)
OS Windows 10 Home
汎用ポート USB 3.0×6
カードスロット なし
映像出力 HDMI、DisplayPort
有線LAN Gigabit Ethernet
その他 音声入出力など
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 約190×410×356mm
重量 約7.1kg(試用機の実測値)
税別価格 9万9,980円

 CPUは最新で8コアのCore i7-10700、GPUはGeForce GTX 1660 SUPERを採用。GeForce GTX 16xx系のアーキテクチャはレイトレ向けのRTコアがないのを除いてGeForce RTX 20xx系と同じTuringなので、GPUの世代的には最新のGeForce RTX 30xxから見て1つ前ということになる。

 メインメモリが8GBとゲーミング向けとしてはやや少ないが、カスタマイズで最大32GBまで増量可能。16GBなら3,480円でアップグレードできるので、ゲーム用途を視野に入れるなら積極的にアップグレードしたい。またストレージは500GBのM.2 NVMe SSDのみとなっているが、こちらも容量アップやHDDの追加が可能となっている。

 ケースはInWin製の「EM058」で、前面には「LEVEL∞」のロゴが入っている。全体重量はスペックシートには書かれていないが、試用機の実測で約7.1kgだった。

 ちなみにキーボードとマウスも標準で付属する。いずれもとくにゲーミング向けというわけではなく、マウスも3ボタンのシンプルなものなので、とりあえず使えるものという程度で考えておくといい。

ゲームによっては4Kでの動作もあり

 次は実機を見ていこう。最初にベンチマークテストを試していく。利用したのは、「PCMark 10 v2.1.2506」、「3DMark v2.16.7113」、「VRMark v1.3.2020」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」、「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」、「Cinebench R23」、「CrystalDiskMark 8.0.0」。

【表2】ベンチマークスコア
「PCMark 10 v2.1.2506」
PCMark 10 6,333
Essentials 10,166
Apps Start-up score 13,509
Video Conferencing Score 8,438
Web Browsing Score 9,218
Productivity 7,850
Spreadsheets Score 9,119
Writing Score 6,759
Digital Content Creation 8,637
Photo Editing Score 8,964
Rendering and Visualization Score 11,858
Video Editing Score 6,062
「3DMark v2.16.7113 – Time Spy」
Score 6,102
Graphics score 5,747
CPU score 9,389
「3DMark v2.16.7113 – Port Royal」
Score 1,529
「3DMark v2.16.7113 – Fire Strike」
Score 13,964
Graphics score 14,927
Physics score 23,990
Combined score 6,617
「3DMark v2.16.7113 – Night Raid」
Score 45,395
Graphics score 72,338
CPU score 14,594
「3DMark v2.16.7113 – Sky Diver」
Score 37,773
Graphics score 48,962
Physics score 18,629
Combined score 32,221
「VRMark v1.3.2020 – Orange Room」
Score 9,436
Average frame rate 205.71FPS
「VRMark v1.3.2020 – Cyan Room」
Score 5,837
Average frame rate 127.24FPS
「VRMark v1.3.2020 – Blue Room」
Score 1,847
Average frame rate 40.27FPS
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(高品質)
3,840×2,160ドット 2,535
1,920×1,080ドット 6,018
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(最高品質)
3,840×2,160ドット 4,677
1,920×1,080ドット 14,970
「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」(簡易設定6)
1,920×1,080ドット 78,390
「Cinebench R23」
CPU(Multi Core) 9,717pts
CPU(Single Core) 1,259pts

 「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、フルHDでは「快適」評価だが、4Kだと「やや重い」となる。また「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」では、フルHDで「非常に快適」、4Kで「快適」となった。

 フルHDであればおおむね快適に動かせるゲームは多そうで、4Kはあまりヘビーでないものなら可という印象。遊びたいゲームが決まっているなら4Kにチャレンジしてみてもいいが、複数のゲームに手を出すなら4Kより低い解像度での利用を想定しておくほうがいいだろう。

 「3DMark」のリアルタイムレイトレーシングを使ったベンチマーク「Port Royal」は、実行はできるものの、結果はかなり低速。GeForce GTX 1660 SUPERはTuringアーキテクチャだが、レイトレーシングを使いたいならGeForce RTXシリーズを選ぶほうがいい。

 「VRMark」を見ると、もっとも重い「Blue Room」はターゲットフレームレートに届かなかったものの、「Orange Room」ではかなり余裕があり、Oculus Riftのミニマムスペックとの比較ではおよそ2.5倍のフレームレートとなっている。パソコン向けのVRヘッドセットにもある程度は対応できそうだ。

 ストレージはWestern Digital製のWD Blue SN550 NVMe SSD「WDS500G2B0C」が使われていた。シーケンシャルリードで約2.5GB/sと高速で、読み込みの多いゲームでも快適なプレイができそうだ。

Western Digital WDS500G2B0C

ゲーミングにとどまらない汎用性が魅力。カスタマイズで自分好みの構成に

シンプルかつ軽量でカスタマイズの幅も広いミニタワーパソコン

 本機はゲーミングパソコンでありながら税別10万円を切る低価格が魅力だが、ただ安いだけではなく、いろいろな魅力がある。

 まず性能面では、8コアのCore i7-10700を搭載している。オフィスワークではオーバースペックなほどだし、ゲームの裏で配信など別の作業をしても十分カバーできる処理能力を持っている。

 GPUのGeForce GTX 1660 SUPERは、最新世代でもなければハイエンドでもないが、そのぶん価格は抑えられている。また昨今のGPUは4Kゲーミングがターゲットになりつつあるが、ゲームはフルHDでいいとか、解像度よりもリフレッシュレートが重要という志向もある。4Kが不要で、リアルタイムレイトレーシングも不要なら、多くのゲームで十分な性能を発揮できる。

 メインメモリやストレージは標準仕様ではやや心もとないが、カスタマイズでそれほど金額を上げることなく拡張が可能だ。標準仕様はあくまでベースモデルと考えて、必要なものを追加していくつもりでいるのがいい。

 柔軟なカスタマイズを実現してくれるケースは、内部に余裕がありつつもコンパクト。GPUがミドルクラスなので動作音も小さく、外見の主張もひかえめなので、置き場所を選ばない。見た目のわりにかなり軽量なので移動も簡単だ。

 本機は「LEVEL∞」ブランドの製品であり、ビデオカードを搭載したゲーミングパソコンではあるのだが、ゲームはもちろん、静かな環境で利用したい動画再生やテレワークなど、幅広い用途に対応できる。それでいて安価でカスタマイズ幅も広いのが、本機の真の魅力だ。



著者: " -- pc.watch.impress.co.jp "

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