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火曜日, 9月 22, 2020

アルヴィン・チャウ – IAG Japan

マカオのAIAビル最上階にあるSKY21で、Inside Asian GamingのCEO、アンドリュー・W・スコットが、サンシティグループのアルヴィン・チャウCEO兼取締役と対談した。サンシティが提供する多くの非ゲーミングサービスの1つで、有名なバー・レストランであるその場所は、仕事後の一杯、そしてマカオのVIP業界の状況やマカオと中国本土で対立するゲーミング規制の潜在的な解決策について深く掘り下げて話をするにはうってつけの場所だった。

Images: Eduardo Martins

アンドリュー・W・スコット(AWS):カジノギャンブルは中国本土では違法ですが、マカオ経済の最も重要な推進力です。マカオが中国の一部であることを考えると、これがちょっとした矛盾を作り出します。この明らかな矛盾は実際問題としてどう展開するのでしょうか?

アルヴィン・チャウ:中央政府は、資金の違法流出を防ぐ目的で、オンラインギャンブル、詐欺そして不正融資を全力で取り締まると宣言しており、私はマカオ特別行政区政府とゲーミング業界は全面的に協力すべきだということに同意します。

1999年に中国に返還されて以来、マカオは「一国二制度」の下、中国の土壌で唯一ギャンブルが合法とされている場所です。 過去20年間、二地域でのルールや法律の違い、そしてその結果生じる曖昧さによって合法ギャンブルには多くのグレーゾーンがありました。現在のシステムを基にすると、マカオのギャンブル資金のデータを収集しながら、資金の質に加えてカジノ及びVIPルームの資金源に関して中国人ギャンブラーを監視する規則が必要だと思います。

この規制システムは、カジノまたはVIPルームを運営する認可を受けた人または法人が、中国での法律に関してグレーゾーンへと転落するのを回避できます。

また、ギャンブラーに巨額の貸付をする不合理な取引を行う、もしくは資産の強制売却や本土での株式譲渡といった違法な手段でギャンブラーの債務を整理するために、法の抜け穴を利用する人を止めることもできます。

この規制システムは、マカオのギャンブル業界によって本土で作り出された数多くの社会問題の解決、そして本土の人にマカオのカジノが謎めいた違法な闇だと感じさせないために必要です。

AWS:マカオのギャンブル業界は本土からマカオへの資金の流れをバックに、過去20年間景気づいていました。しかしおっしゃる通り、本土には資金流出に関して厳しい法律があります。これに関して表面化してきた主な問題とは?

AC: 我々には適正な資金調達チャンネルが必要です。これまで、マカオゲーミング業界の発展を支えるために、マカオへの資金流入の大半が、違法なチャンネルを通じて行われていました。資金が違法なチャンネルを通じてマカオにやって来る。そして我々はマカオの違法ゲーミングビジネスが、この資金から利益を得ていることを否定できません。ですのでこの話題はかなり慎重に扱わなければなりません。

一方では、中国本土は「一国二制度」の下、マカオ経済を支えています。 マカオゲーミング業界の自由化、そして個人訪問スキーム(IVS)の開始を支持することを通じた母国のサポートのおかげでマカオゲーミング業界は飛躍してきました。

その一方で、本土の当局はマカオへの違法資金チャンネルを取り締まっています。その2つのシステムの間に明確さが欠如していることが、ゲーミング事業者たちの法の順守を困難にさせてきました。マカオの関係機関が、両サイドの法律に準拠した包括的かつ完全な一連の事業戦略および資金調達チャンネルを確立できることを願っています。

本土の当局は本土からの違法な資金流出を取り締まらなければならないので、これがマカオゲーミング業界には間接的に負の影響をもたらし、マカオ経済に打撃を与えるのです。

AWS:マカオトップのVIPゲーミングプロモーターのCEO兼取締役として、明らかにこの業界のリーダーだと見られておられます。中国本土とマカオのゴールの間にあるこの矛盾がどう解消される可能性があるかについてお話しいただけますか?

AC: 中国本土の銀行は、本土の人に対してマカオのカジノ、VIPル ームおよび銀行が換金できるトラベラーズ・チェックを発行することできるでしょう。このアプローチを使うと、銀行はチェックを使用して個人の資金の質を入念に調べることができ、同時に銀行と本土当局は各ギャンブラーの財政状況も監視することが出来ます。これは、マカオのゲーミング会社がギャンブラーに巨額の貸付を行う機会を減らし、不良債権のリスクを減らすことにもなります。

また、ギャンブル融資額に上限を定める新法もあり得るでし ょう。そうですね、融資は、トラベラーズ・チェックの額の特定の倍数または割合を上限にすることができるかもしれません。これを通じて、我々は誰が貸付を行い、それがいくらなのか、そして何が合法なのかを確認できるでしょう。

融資制度の監視に加えて、賭ける額も考慮されるべきです。「分別のないギャンブル行為」という批判を避けるために、私は個人的にカジノが1ハンドのマキシマム・ベットを150万香港ドル(約2,050万円)に下げるべきだと感じています。

資金がマカオを行き来する従来の方法がグレーゾーンを作り出していきました。中国本土の当局は違法にマカオへと移動している資金を精力的に取り締まってきたために、これがより複雑になってきたのです。このプロセスを標準化し、本土の人が、マカオでより透明性のあるやり方で、消費者支出の一種であるギャンブルを体験するのを許可してはどうでしょうか?

AWS:業界にとってのこの種の透明性を他にどう達成できるでしょうか?

AC: マカオで本土からのギャンブラーを本名登録すること。ギャンブル目的でマカオにやって来る本土の人に本名を登録してもらうことによって、マカオ政府は複雑な資金チャンネルをより上手く監視し、違法な資金流出との中国政府の戦いに協力するという責任を果たす助けとなるでしょう。これはまた、将来ギャンブラーの人数を把握し、資金源を追跡する中で重要な役割を果たすでしょう。

AWS:ギャンブルは長年マカオの主要産業となってきました。しかし、ギャンブルが母国で明らかに違法であるにもかかわらず、益々多くの本土の人がこの業界に関わるようになってきているのを目にしています。これを問題だと捉えておられますか?

AC: はい、本土の人々はギャンブル事業への参加を禁じられるべきです。長い間、ギャンブル事業に参加する人の身元を制限するかどうかについて、マカオと中国本土の法と規則が食い違っている状態が続いています。マカオの法律に、事業において提携先が中国本土からのものであってはならないと述べる条項はありません。

しかしながら、本土の法律によると、本土またはマカオに関わらず、本土の人がギャンブル活動または事業に投資、参加、主催および宣伝することを明らかに違法としています。従って、本土の人々は事業パートナーとして口座を開くことを認められるべきではありません。口座を開けるのはギャンブラーのみであるべきです。本名を使って。そしてトラベラーズ・チェックを書ける人のみが合法的にギャンブル融資を受けることを認められるべきです。

AWS:信用貸しが世界中のIR業界で重要な役割を果たしていますが、信用貸しのルールは法域ごとに異なります。マカオ内で、観光、厳密にいえばギャンブルのための資金を貸し付けることに関するお考えは?

AC: マカオのカジノおよびVIPルームで行われた全ての貸付は監視・申告されるべきです。マカオは、ゲーミング業界の発展においてアジア、そして世界での先駆者であるべきなのです。

ギャンブル収益の観点から見ると、我々はアメリカのラスベガスを超えています。ギャンブルはマカオの主要産業です。マカオは地理的な規模の小さい自治区ですが、この産業では世界ナンバー1です。中国の14億人という巨大市場を持っており、アジアにおける地理的優位性を頼りにしています。我々は、より多様なエンターテイメント要素を開発し、常に規制や監視を改善しながらそれを守るべきです。

私の意見としては、ギャンブルの貸し借りを報告・監視することが必要です。お客さんの本名を把握し、透明性の高いギャンブル資金チャンネルを持つことが不可欠です。また、我々はギャンブル貸付の合法性を監視し、正当な権利と利益とを認識する必要があります。

AWS:当然、ギャンブラーたちが債務不履行に陥ることがあることもあります。そして中国本土で債務が強制執行できないことも知っています。しかしながら、これまでに、カジノコンセッション保有者が有名な事件で勝訴し、債務が強制執行された香港のようなケースもありました。これが混乱を引き起こすのは当たり前です。それに関するお考えは?

AC: 以前私が提案していたことを基にすると、中国本土の裁判所もまた、ギャンブル負債の強制執行性に関するマカオ裁判所の判決を受け入れ、法的に適用し始めるべきです。申し上げた通り、もし本土の人がマカオのカジノにやってきてギャンブルするのであれば、彼らは合法的な資金チャンネルを持っていることを保証するために本名を使って登録をすべきです。規制当局は、そしてあらゆる融資の合法性を確認する必要があります。これが実施されれば、本土の裁判所はギャンブル負債の返済に関してマカオで下された判決を受け入れることができるでしょう。

AWS:マカオと中国本土の間の曖昧さを回避する完全に新しい枠組みを提案しておられます。もしこれが実現するなら、長期的に見てマカオにとってどう展開すると思われますか?

AC: これがマカオのギャンブル業界がオープンかつ公平に発展する助けとなり、マカオは本当の意味での多次元エンターテイメント観光都市になることが出来ると信じています。

多様化されたエンターテイメント経済はその観光商品の内容が全てではありません。そうではなく、法的基盤を改善し、業務を監視し、そして本土からの観光客1人1人のギャンブル習慣や資金に関する詳細な法と規則を策定する必要があります。この方法でのみ、我々は効率的かつ独立して投資利益率を測定し、それによってゲーミング商品に対する非ゲーミングへの投資割合を決定することができます。我々は、長期的なリターンを正確に計算できない時に、非ゲーミング商品を支える不明瞭なギャンブル資金に頼ることはできません。  合法なギャンブル資金によって、投資家は非ゲーミング商品への投資により確信が持てるのです。

そして全ての非ゲーミング商品が全てのギャンブラーに合うわけではありません。顧客が1か所から来ていること、そして観光商品の貧相な設計といった既存の構造的な問題に対処すべきです。それらの関連法が施行される限り、投資家たちはこの業界の成長に自信を持つでしょう。安心感がなければ、投資はただの「流行りの投資」になり、短絡的かつ簡単な成功や瞬間的な利益を求めるものになります。それでは、多様化された方法でのマカオの長期的な産業発展を助けることにはなりません。

もし全てを備えた法律と規則、資金の監視、そしてギャンブル業界に関する二政府間の定期的な意見交換、コミュニケーション、そして議論があれば、マカオは観光とレジャーにおいて真の世界の中心地となるでしょう。

著者: ” — www.asgam.jp

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