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金曜日, 10月 30, 2020

【インタビュー】プロが求めるゲーミングPCとは? 「GALLERIA」の魅力を「LoL」プロチーム「Rascal Jester」のhachamecha選手&Pink選手に聞く! –

 PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(以下、LoL)」のプロチーム「Rascal Jester(ラスカルジェスター。以下、RJ)」。

 RJは国内プロリーグLJL(League of Legends Japan League)最古参チームの一角であり、圧倒的パフォーマンスと安定性を誇るゲーミングPC「GALLERIA」シリーズなどを手掛けるサードウェーブにスポンサードされたチームだ。今季は新型コロナウイルスの影響により、韓国出身のNinja(ニンジャ)選手(MID)及びviviD(ヴィヴィッド)選手(SUP)、そしてSavage(サベージ)コーチを欠いた状態でのリーグ出場を余儀なくされ、苦しい展開の中でもファンの声援を受けながら戦い抜いた。

LJL 2020 Summer SplitのRJロースター。Pink選手とNagi選手がそれぞれMID、SUPを務めた

 さて、サードウェーブといえばゲーミングPC「GALLERIA」において7年ぶりのフルモデルチェンジを発表したほか、新たな取り組みとしてGALLERIAの理念に共感し、日本のeスポーツの未来像を体現し伝播していく表現者をチームとして束ねた集団「GALLERIA SQUAD(ガレリアスクワッド)」を発表したばかり。プロゲーマーにとってゲーミングPCはその手足となり武器となる、選手生命にとって欠かせないプロダクトであるし、今後はRJも「GALLERIA SQUAD」の一員として活動していくことになる。

 今回はRJにおいてジャングラーを務めるhachamecha(ハチャメチャ)選手、そしてMidレーナーのPink(ピンク)選手に対するオンラインインタビューを行ない、GALLERIAを毎日使ってみての感想、そしてRJというチームや「LoL」について話を聞いてきたので、その内容をご紹介する。

 なお、本インタビューはLJLのWeek6終了直後、レギュラーシーズン最終戦のWeek8直前にあたる7月28日に、安全に配慮してビデオ通話にて収録している。

RJのジャングラー、hachamecha選手。最近お子さんが生まれたばかり

RJのMidレーナー、Pink選手。実はカタリナ大好き

移籍組のhachamecha選手、新人のPink選手から見たRascal Jesterというチーム

――本日はよろしくお願いします。hachamecha選手は移籍して2シーズン弱、Pink選手は新規加入から1シーズン弱をRJで戦って来られたかと思いますが、お2人から見てRJはどんなチームですか?

hachamecha選手:RJは僕の加入当時からプロ意識が高いチームだと感じました。……どうですかPinkさん。

Pink選手:僕はプロとして活動するのは今期が初めてなので、他のチームとの比較はできませんが、バランスの良いチームだと思います。練習ではベテラン選手から厳しい指導が入るときもありますが、一方では冗談も言いあったりして。

――hachamecha選手は最近お子さんが生まれたとのことで、おめでとうございます。なにか生活に変化はありましたか?

hachamecha選手:ありがとうございます! これまでは平日の夜に練習、週末は試合、そのような生活サイクルで、休みでも面倒なときは帰らなかったりもあったんです。でも今は赤ちゃんのお世話があるので試合をして疲れた日でも必ず家に帰って、まずお風呂に入れています(笑)。ちょうどいま3カ月で、やっと夜寝てくれるようになってきたくらいですね。

――Pink選手は「LJL 2019 SUMMER SCOUTING GROUNDS」に出場されていましたよね。そこからどんな経緯でRJに加入されたんですか?

Pink選手:僕は元々プロになりたいと思っていたんですが、一旦はアマチュアチームに加入して活動していました。そのチームのスタッフさんからプロチームのトライアウトのことなどを聞いて、RJのテストを受けて加入しました。

SCOUTING GROUNDSよりプロへの歩みをスタートしたPink選手(当時)

――同じ「LoL」というゲームをプレイしていても、アマチュアとプロでは大きな違いがあるものと思います。そういった実感はありますか?

Pink選手:アマチュアはあくまで遊びの延長線上ですが、プロになったら本当に仕事としてプレイするので、練習量やチームゲームとしての質が全然違いますね。大変です(笑)。

――今季は残すところあと1戦(収録当時)というところで、振り返ってみていかがですか。

Pink選手:シーズンを振り返ると、僕は正直かなり足を引っ張ってしまって……。僕個人の振り返りとしては、あまり大きな成長はできなかったかなと。最初にくらべたら良くはなったと思いますが、それでも大きく変わることはできなかったですね。

hachamecha選手:コロナの影響でArt(アート)選手もviviD(ヴィヴィッド)選手も韓国から来られなくなってしまって、今季は大変だったかな、お互い。アマチュアからプロになったばかりのNagi選手、Pink選手からすると、自分の意見を言って良いのか迷って、伝えるべきことを伝えられなかったり、言われたことを鵜呑みにしてポジショニングを間違えてしまったりすることもありました。ただ、この状況下で急にプロとして戦った2人は本当によく頑張っていると思います。

プロのPCは1日12時間稼働! 144Hzは「かなり違う」

――RJはゲーミングPC「GALLERIA」を手掛けるサードウェーブ傘下のプロチームということでPCについてもお聞きしたいのですが、eスポーツのプロプレーヤーがPCに対して求めるものはなんでしょうか。

hachamecha選手:同じプロプレーヤーでもゲームタイトルによって全然違うと思いますが、僕はスペックです。「LoL」に限って言えば要求スペックは軽い方なので、プレイそのものにはそこまでハイスペックなPCは求めません。しかし、プレイ以外のことを同時にすることがあります。例えばファンの方々との接点のひとつに「配信」があります。プロゲーマーにとって大事な活動のひとつなので、ゲームを100%快適に動かしながら配信が行なえるような、マルチタスクをスムーズに実行できるスペックは欲しいですね。GALLERIAはそのあたり、ちゃんと考えて構成をしてくれているので安心してプレイできます。

Pink選手:僕はまだ配信などはやってないのですが、やはり「LoL」が競技レベルで快適にプレイできるというのは必須ですね。GALLERIAの新シリーズなら、ライトゲーマー向けのRシリーズでも「LoL」がきちんと動くのでおすすめです。競技レベルであれば、Xシリーズなら安心ですね。

新たなGALLERIAゲーミングデスクトップのラインナップ(一部)。ライトゲーマー向けの「Rシリーズ」でも「LoL」を快適に動かすのに十分なスペックを備える

hachamecha選手:そういえば今の環境ではモニターが144Hzに対応していて、初めて触ったときは感動しました。

選手たちは練習ではGALLERIAのGTX1660Ti搭載機を使用

――いわゆる”普通の”環境だと60Hzでプレイしている方が多いと思うのですが、60Hzと144Hzではそこまで違いますか。

Pink選手:動作がよりなめらかになるので、例えばCSの取りやすさなどはかなり違いますね。

hachamecha選手:60Hzだと動作が固く感じたり、反応が遅くてスキルを避けにくく感じることもあります。もう144Hzに慣れてしまっているので、60Hzには戻れないですね。

――今年7月にGALLERIAの新モデルが発表されましたが、お2人は新モデルに触れてどのような印象を受けましたか?

Pink選手:ケースの色が黒ではなかったことに衝撃を受けました。僕の中でゲーミングPCは一般的に「黒」というイメージが強かったので、新しくてかっこいいですよね。このイメージは僕の中にはなかったです。

 それと、前面にあるLEDが落ち着いた発色で本体の色とマッチしていてとてもおしゃれだと思います。(※管理ツールで設定変更も可能)側面のクリアパネルが標準搭載でいつでも中身が見えるので、ほこりが溜まったりしたときのメンテナンスのタイミングが簡単にわかるのもいいなと感じました。

hachamecha選手:外見に関してはPink選手と同じで、大きく強そうなマシンでありながら、スタイリッシュにまとめた実用性の高い良いデザインだと思いました。実際に触ってみての感想ですが、これだけのサイズとパワーがあっても熱がこもる様子がなく、ケースファンの音もまったく気になりませんでした。重たいゲームを同時に起動してみたり、配信したりと負荷をかけてもまったく問題なく、理想的だと思います。

――ご自身でGALLERIAのPCを購入するとしたら、どのような部分を選ぶポイントにされますか?

Pink選手:私が選ぶ最大のポイントはスペックですね。もちろんゲーミングPCなので見た目にもこだわりたいところですが、それよりもスペックを最優先したいです。いままではあまりできていませんでしたが、これからゲームのストリーミング等もしていきたいと考えています。そのためには負荷が高い状態でも、いつも通りのパフォーマンスを視聴者の皆さんの前で出し切るために、スペックは譲れないポイントになります。新しいGALLERIAは、シリーズごとにスペックがわかりやすくて選びやすくていいですね。

hachamecha選手:個人的に購入する際には、「LoL」のプロゲーマーとして当然メインで行なうのが「LoL」、そしてそれの配信、また待ち時間中の軽いゲームという3つの負荷を同時にかけても問題ないものが条件です。

――先日のサードウェーブの発表会では新しいGALLERIAや、RJを含めての「GALLERIA SQUAD」などが発表されましたが、PC環境や活動についてなにか変化はありましたか?

hachamecha選手:シーズン中にPCを変えたりすると試合のパフォーマンスに影響が出てしまうこともありますし、それに慣れるのにも時間がかかりますので、現在(取材当時)は従来のGALLERIAを使っています。シーズンが終わってから新しいPCに入れ替わると思います。「GALLERIA SQUAD」についても現状では試合が最優先なので、まだこれといった活動はできていません。

Pink選手:僕も今は試合に集中していますが、シーズンが終わったら新しいGALLERIAを使って配信などにも挑戦してみたいですね。かつて実家のPCで配信をやってみようと思ったんですが、プレイに影響が出るほど重くなってしまったので断念したことがあります(笑)。

7年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた新「GALLERIA」シリーズ。プレイ環境の変化を避けるため、選手たちの手元に届くのはシーズン終了後だとか

新GALLERIAがもたらすゲームやeスポーツの価値を伝える「GALLERIA SQUAD」。アンバサダーはケイン・コスギ氏が務める

――プロゲーマーというとPCをかなり酷使されているイメージがあるのですが、1日のスケジュールはどのような感じなのでしょうか?

hachamecha選手:シーズン中の平日は3戦セットのスクリム(練習試合)を2セット、それぞれ14時から15時、19時から20時くらいからやっていますね。その合間に食事や休憩をしたり、ソロキューをやったりしています。2セット目が終わると大体23時くらいになるので、そこから2時過ぎまでソロキューを回している人が多いですね。

Pink選手:休みの日でもソロキューの試合をやっていることもありますね。15戦くらいはやるかな。少なくとも10戦は超えます。

――ちなみに今使用されているGALLERIAはいつ頃導入されたものですか?

hachamecha選手:今年の春シーズン前くらいからなので、1月終わりくらいですね。僕らはPCの前に座ってゲームをするのが仕事ですから、起きて、寝るまで常に電源が入っています。

――平日は約12時間、休日も一試合40分と仮定しても6時間以上ゲームをプレイし続けている計算ですね……そこまで使い込んでいると故障なども心配ですが、トラブルなどがあった際はどのように対応されているんでしょうか?

Pink選手:PCトラブルが発生すると練習もできないですし、試合中に画面が止まったり、シャットダウンしたり、ブルースクリーンになってしまったりすることもあるわけですが、僕はここ2カ月くらい使っていて、GALLERIAではそうしたトラブルに遭遇したことはありません。安心して信頼できるマシンだと思います。

hachamecha選手:僕は2カ月といわず半年くらい使っていますが、何も問題なく動作していて、心地よくプレイさせてもらっています。実はデスクトップとは別にGALLERIAのゲーミングノートも使っているんですが、家の中で持ち運んでどこでもきっちり「LoL」をプレイできるので、非常に助かっています。赤ちゃんにミルクをあげながらでも練習ができます(笑)。

GALLERIAのゲーミングノートを使うhachamecha選⼿

hachamecha選手「だから、僕はプロゲーマーをやっているのが楽しいんです」

――そもそもお2人はどのような形で「LoL」に出会ったんでしょうか?

hachamecha選手:僕は帰国子女でもともとアメリカにいたんですが、「LoL」がアメリカ発祥ということもあって、友人がプレイしていたのをきっかけに始めました。

Pink選手:僕は中学生の頃からPCを触る機会が多くて、もちろんコンシューマーのゲームもやっていたんですが、特にPCに多い”終わりのないアップデートがあるゲーム”が好きだったんです。そこで「LoL」を始めた友人から誘われてプレイを始めました。

――「LoL」にはアップデート的な意味でも、自分の成長的な意味でも終わりがないですものね。

hachamecha選手:課金とかも関係なく、ゲーム内ではみんな平等ですしね。

Pink選手:自分が上手ければ、自分が強ければ勝てるというのも「LoL」のいいところだと思います。

――もうひとつ”そもそも”というお話を伺いたいんですが、皆さんにとって「LoL」はどういうところが面白いですか?

Pink選手:そうですね……ほかのゲームをプレイしていたとしても、結局「LoL」に戻ってきちゃうんですよね。飽きないで無限にプレイできてしまうところでしょうか。

hachamecha選手:仮に自分が毎試合同じチャンピオンを選んでいたとしても、敵も違えば味方も違う、毎回違う試合になりますしね。ゲームも常にアップデートされていきますし。あとは強い相手と戦って、5人で協力して勝った瞬間が1番楽しいと思います。だから、僕はプロゲーマーをやっているのが楽しいんです。日本で1番強い敵が相手なわけですから(笑)。

――なるほど、ありがとうございます。LJLは日本で1番強いプレーヤーが集う場所なわけですが、逆にアマチュア、特に若い全国高校eスポーツ選手権に出場するような高校生プレーヤーたちはプロから見てどう映っていますか?

hachamecha選手:日本の「LoL」の競技シーンでプレイしているプロは4、5年やっている人がほとんどなので、新しい人たちが育ってきてくれるのはとても楽しみです。特にアマチュア大会は数が少ないので、全国高校eスポーツ選手権といった舞台でチーム経験を積んで、若い子たちには頑張ってほしいです。あえておじいちゃん目線で(笑)。

2019年12月に第2回が開催された「全国高校eスポーツ選手権」。若き高校生選手はもとより、両親や先生たちなど大人も巻き込み熱狂を生んだ一大イベントとなった

――先程Pink選手からプロとアマチュアは全く違う、というお話がありましたが、一般のプレーヤーと混ざってプレイするソロキューは試合に向けた練習になるんでしょうか?

hachamecha選手:特にジャングルやサポートは競技シーンとソロキューの動きが全く違うので、ソロキューはチャンピオンの熟練度上げの意味合いが強いですね。対面とのマッチアップの経験値を積んだりできるので。

――具体的に競技シーンとソロキューはどう違いますか?

hachamecha選手:例えば味方のジャングルで戦っている時も、味方が寄ってきません。ジャングラーも味方を守らないし、カバーも少ない傾向ですね。あとはGANKが敵も味方も刺さりやすいので、甘えてるプレーヤーは無限に倒せます! そういった意味でスノーボールもしやすいし、アグレッシブな動きが強いです。

 一方競技シーンでは相手のジャングラーも含め、チームでボイスチャットをしているのでコミュニケーションも取れています。例えば敵のジャングラーが近くにいて、味方のジャングラーはいないのに突っ込んでくるような人はいません。GANKが刺されば強いですが、なかなか難しいのでファーム寄りになることも多いですし、強いチャンピオンも違いますね。MIDはどう?

Pink選手:ソロキューだとMIDのチャンピオンもアサシンが多くなりますし、アグレッシブな人が多いですね。

hachamecha選手:やっぱりそうだよね。逆に競技シーンではリスクを減らすのも大事だし。

Pink選手:MIDもソロキューとはかなり違うと思いますね。

――本日は色々とお話をいただきありがとうございました。最後に、ファンの皆さんにコメントをお願いできますでしょうか。

Pink選手:今シーズンではプレイオフを逃すという不甲斐ない結果に終わりましたが、その中で応援してくださって、ありがとうございます。今後も皆さんのために頑張ります!

hachamecha選手:ファンの皆さまが応援してくださることが日頃の支えになっています。本当にありがとうございます。今後もがんばります。

 なにごともそうですが、道具は非常に大事です。eスポーツをしている皆さん、これから始めようとしている皆さん、僕たちが日頃使っているGALLERIAはプロユースにも耐えうるもので、コストパフォーマンスにも優れています。是非使ってみてください。

――本日はありがとうございました。



著者: " -- game.watch.impress.co.jp "

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