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土曜日, 9月 19, 2020

異色のバトルゲーム『カニノケンカ -Fight Crab-』レビュー。カニ好きには、避けて通れない道がある –

世界のすべてをひっくり返すカニの冒険がいま、始まる!

 2020年7月30日、PLAYISMより『カニノケンカ -Fight Crab-』がSteamでリリースされた(Nintendo Switch版は8月20日にリリース予定)。本作はタイトルからわかるように、カニに焦点を当てた対戦格闘ゲームっぽいアクションゲーム。開発は『ACE OF SEAFOOD』などを手がけたインディースタジオ、Calappa Gamesが担当している。筆者はこのスタジオについてあまり詳しくないのだが、海の生物が好きな開発者が集まってしまったのだろうか。筆者も好きですよ、シーフード。

異色のバトルゲーム『カニノケンカ -Fight Crab-』レビュー。カニ好きには、避けて通れない道がある_01

カニとなってカニと戦う待望の“カニゲー”が登場。サブタイトルの“Fight Crab”がオシャレさを演出。

 まずは本作の概要から解説しよう。公式サイトでは「神から知性と力を授かったカニが人間の武器を奪い、地上を支配。カニは無敵だが、ケンカで負けてひっくり返ったら屈服しなければならいという唯一のルールがある。プレイヤーはすべてをひっくり返すための旅に出ることになった……」とストーリーが紹介されている。要するにカニになって、相手のカニと戦ってひっくり返せば勝利というゲームなのだ。

 カニの操作はけっこう特殊。本作は家庭用ゲーム機のコントローラーに対応しており、今回はXbox Oneコントローラーを接続してプレイしている。左右のスティックは左右のハサミを動かすことができ、左右のトリガーでハサミによる攻撃。LB、RBで相手をつかむことができ、LB、RB同時押しで攻撃をガード。方向ボタンを1度押すとその方向に動き続け、もう1度同じ方向を押すとダッシュ。ほかの方向を押すと移動停止となっている。また、左右のスティック押し込みでカメラ操作、左右のスティックを同じ方向に入力することで旋回となっている。長々と書いてきたが、要するに一般的なゲームとはちょっと異なる操作形態のため、慣れるまでには時間がかかるだろう。

異色のバトルゲーム『カニノケンカ -Fight Crab-』レビュー。カニ好きには、避けて通れない道がある_02

キャンペーンモードのチュートリアルでは、カニの操作をじっくりと学ぶことが可能。登場するカニはデフォルメなど一切されておらず、リアルな映像なのが特徴。うーん、カニですなあ。

 メインとなるのはキャンペーンモード。それぞれのステージで次々に登場するカニと戦い、すべて勝利できればクリアーとなる。バトルは、ハサミで殴ったりつかみ攻撃を行うと、相手のダメージ値が増加。この値が増えるほどバランスが崩れやすくなり、最終的に相手をひっくり返して3秒間起き上がれなければ勝利となる、プロレスっぽいルールになっている。

 実際に戦ってみると、これが意外と難しい。まず左右のハサミを2本のスティックで動かすという操作に慣れず、また自分のカニはなんかフワフワしており、思ったように狙いを付けにくい。アクションゲームでは相手の攻撃を見極めて最適な行動を行う、というのがセオリーだが、カニのモーションなんてじっくり見極めたことがないため相手の行動が予測できず、細かな対応は難しい。

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要するにカニを殴りまくってひっくり返せば勝ちという、とてもシンプルなルール。

 かといってバトルが難しいのかと問われるとそうでもなく、序盤は意外とガチャプレイでなんとかなってしまうバランス。そして、カニを操り、カニと戦うという本作でしか見られないシチュエーションが楽しいのだ。ハサミでがむしゃらにガンガン殴り、相手がバランスを崩してもまだまだ攻撃。やがて相手はひっくり返り、カウントダウンの後に“YOU WIN”の文字。カニならではの爽快感と達成感を味わえるバトルに仕上がっている。

 さて、いまさっき“カニならではのバトル”とか言ったが、すぐにこれが正しくないことを思い知ることになる。本作では倒れたヤシの木やクルマ、さらにはナイフや剣といった武器を持って戦うことができるのだ。ステージごとに異なる武器が落ちており、近づけば拾うことが可能。あとは攻撃すれば、その武器で突いたり叩いたりすることができる。武器を使うカニどうしのバトルという、本作でしか味わえない戦いを楽しめるワケだ。

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斧を持って攻撃してくるカニが登場。なんかネットでこんなgif画像、見たことあるぞ。

 またバトルを続けているとゲージが溜まり、満タンになればハイパーモードを発動可能。この状態になるとカニが15秒間パワーアップし、さらに特殊攻撃を発動可能。強力なビーム攻撃や回転攻撃といったカニの範疇を超えた技を出すことができ、さらにモードの終了時には爆発して攻撃するという、もはやカニを題材にしただけのトンデモバトルが展開していく。こんなカニ、見たことねぇ!(当たり前)

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ハイパーモードでは特殊技を発動可能。あの諸葛亮だってビームを出してたくらいなので、カニが出すのも納得できる。むしろビームぐらい出せなくてどうする。

ブキを買ったりカニを育てる成長要素も!

 バトルで勝利するとファイトマネーを得られ、このお金でさまざまなものを購入可能。ショップの品揃えはステージをクリアーすると増えていくようだ。

 何が買えるのかというと、まずは新しいカニ。最初に使えるのはズワイガニだけだが、ヤシガニやロブスターといったメジャーどころから、オオホモラやエンコウガニなどマイナーなカニまで多彩なカニが登場、使用することができる。能力はカニごとに異なるため、カニによって違ったバトルを楽しめるワケだ。

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プレイアブルカニを購入することが可能。リアルだと高嶺の花とも言えるタラバガニも、本作ならばサクッと購入可能。そういえばタラバガニってカニじゃなくてヤドカリの仲間らしいですね。

 またナイフや剣といった武器も購入でき、装備することで武器を持った状態でバトルに挑むことができる。より有利な状況で試合をスタートできるため、ぜひとも購入しておきたい要素だ。

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さまざまなブキを購入可能。近接武器に加え、銃器も装備することができるぞ。

 さらに、カニのパラメーターを強化することも可能。チカラやタフネス、ハヤサなどを強化すれば、自カニはどんどん強くなっていく。この強化はカニごとに設定されており、お気に入りのカニをどんどん育てて強化していく楽しさも味わえるのだ。

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 またゲームを進めると、オトモのカニを伴って戦うことができるようになる。オトモはオートで戦ってくれるため、バトルが非常に楽になる。自分とオトモで相手のカニを挟撃し、一方的に攻撃を与え続ける、なんて戦いも可能。逆に、相手のカニが複数体出現するステージもあるため、その場合は苦戦を強いられるだろう。

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中盤当たりから敵が強くなってくるため、自カニをしっかり強化して戦いに挑みたい。

 リアルなカニを操作し、現実のカニとはかけ離れたトンデモバトルを楽しめる本作。いわゆるバカゲーに相当する作品だと思うのだが、そのハチャメチャっぷりがおもしろく、ヘンなゲームが好きな人にはたまらない作品と言えるだろう。もしかしたら、バトルの熱い駆け引きも存在しているのかもしれないが、相当な時間やりこまないとその境地には達せない気がする。カニの操作、カニの戦いかたといった独自要素を体に覚え込ませるためには、一朝一夕ではとても時間が足りないと感じた。オフライン、オンラインの対戦モードも用意されているので、対戦に興味がある人はそちらも試してみていただきたい。

異色のバトルゲーム『カニノケンカ -Fight Crab-』レビュー。カニ好きには、避けて通れない道がある_10

敵味方入り乱れての大乱闘カニバトルを楽しめるのだ。がんばれダンジネスクラブ!

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