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木曜日, 11月 26, 2020

PC版とはココが違う! スマホMOBA「LoL:ワイルドリフト」、チャンピオンの変更点や操作方法を紹介 –

 魅力的なキャラクターを操作し、競技性・自由度の高いチームプレイを楽しめるPC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」。ユーザー人口はおよそ1億人といわれ、ゲーム配信をメインとしたストーリーミングサービス「Twitch」では常に上位の視聴者数を誇る。eスポーツといえばまっさきに「LoL」の名が挙がるであろうビッグタイトルだ。

 そのモバイル版となる「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」が発表されてから約1年。ついにクローズドβテスト(CBT)が本日10月8日9時より日本で開始された。それに伴い、本作を開発しているライアットゲームズが日本のメディアに向けて、本作の特徴やPC版「LoL」との変更点を伝える発表会を行なった。

 そこで本稿では、Android/iOS用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」(以下、ワイルドリフト)がPC版「LoL」とどう違い、どのような変化を遂げているのか、「LoL」をモバイルに落とし込むための変更点などの明かされたゲームシステムの一部を紹介する。

 なお、「ワイルドリフト」は2020年配信予定。Android/iOSのほか、家庭用ゲーム機での配信も予定されている。価格は基本プレイ無料(アイテム課金制)。

【リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト | アナウンストレーラー】

「LoL」体験はそのまま! スマートフォン向けにお手軽さと操作性を追求

 「ワイルドリフト」は、PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」のモバイル版だが、ゲーム性をそのまま移植したわけではない。5vs5の対戦型ゲームで敵の拠点(ネクサス)を破壊すると勝利、という基本的なルールに変化はないが、チャンピオンの性能や「サモナーズリフト」、ゲームの操作面など、スマートフォンや家庭用ゲーム機に適合させるために全て1から作り直されている。

 例えば、マップ。PC版「LoL」の「サモナーズリフト」とほとんど変化はないが、若干狭くなっている。「ジャングル」内でほんの一部だけ地形が変化しているほか、「インヒビター」や「ネクサスタワー」といったオブジェクトが削除され、試合時間が15分より20分で終了するように調整されている。

 また、PC版との大きな違いとして、操作面の観点から「ブルーチーム」でも「レッドチーム」でも自軍の「ネクサス」が左下側に表示されるようになっている。少しややこしいのだが、これにより「レッドチーム」側は「ドラゴン」がトップサイド、「バロン」がボットサイドにスポーンするようになるので、「マークスマン」と「サポート」ロールは「トップレーン」へと移動することになる。そのため、本来の「トップ」、「ミッド」、「ボット」レーンという呼び方ではなく、「ソロ」、「ミッド」、「デュオ」と呼ぶように変更されている。

「ウルフ」付近の壁がなくなっているなどの細かい変更もある

左がブルーチームの見え方で、右がレッドチームの見え方。スワップしているのではなく、レッドチームはマップがそのまま反転している状態で表示されるため、デュオはトップに移動するようになる

 次に操作方法だが、移動とスキルなどの発動を同時に行なえるデュアルスティック操作となっており、左側に移動スティック、右側にスキルや攻撃ボタンが配置されている。また、攻撃ボタンの左右には、ミニオンやタワーを優先的に攻撃するためのボタンも用意されており、簡単に自分の思い描いた戦略的行動を取れるよう工夫されている。

 全てのスキルは、スキルボタンをタップすることで発動する。ボタンを押すだけで、チャンピオンや、距離に応じた適切な対象にスキルを撃つ。方向指定系のスキルに関しては、ボタンをドラッグすることで好きな方向へ撃つこともできる。

 また、「ワイルドリフト」独自のカメラ操作として、デフォルトのカメラ位置を少しズラして遠くを確認できるセミロックカメラ機能や、長射程のスキルを使用する際に自動的にカメラが移動する機能、ジグスのウルトなどの超長射程スキルを使用した際に着地地点のカメラを小さく表示するピクチャー イン ピクチャー機能などが搭載されている。

画像はアナウンストレーラーより。CBTではトリンケットは右上、リコールは左よりに変更されている

 次に、「LoL」のゲーム体験で最も重要な部分と言っても過言ではない“チャンピオン”(プレイアブルキャラクター)についてだ。

 本作でもPC版「LoL」で実装されているチャンピオンたちが登場するが、「LoL」でのプレイ感覚をできるだけそのまま残しつつも、「ワイルドリフト」特有の速いテンポや少し狭くなったマップ、スマートフォンならではの操作方法に適合させるため、性能が変更されているチャンピオンも存在する。

 まず、スマートフォンやゲームパッドでの操作はマウスとキーボードと違い、ボタン配置上の制限があるため、「ヴァイ」のW「メッタ打ち」や「ツイステッド・フェイト」のE「スタックデッキ」など、自動で発動するスキルが全て削除され、新たにアクティブスキルが用意されている。

 また、デュアルスティック操作を最大限に活用できそうなスキルなどは、一部スキルショット系の方向指定へと変更されているほか、試合時間が短くなったゲームデザインに適合させるため、「アッシュ」のR「クリスタルアロー」を放ってから着弾位置を操作できるといった変更もなされている。

 なお、現在CBTで使用できるチャンピオンたちは、各チャンピオンのロールをバラけさせながらも、スマートフォンでの操作に適している、または、どれぐらいの操作難易度まで操作できるのかを試すために「ゼド」や「ヤスオ」といった操作の難しいチャンピオンが選出されている。

 CBTでのチャンピオン総数は42体。「ジンクス」や「ガレン」、「ヤスオ」といったPC版「LoL」のユーザーにとってはおなじみのチャンピオンから、「シンジド」や「ナサス」、「オレリオン・ソル」といったクセのあるチャンピオンも実装されている。なお、ここ1年でPC版「LoL」に実装されたような最新チャンピオンはまだ登場していない。

「ワイルドリフト」CBTで実装済みのチャンピオン
アーリ アリスター アニー
アッシュ オレリオン・ソル ブリッツクランク
ブラウム カミール エズリアル
フィオラ フィズ ガレン
グレイブス グラガス ジャンナ
ジャックス ジン ジンクス
ラックス マルファイト マスター・イー
ミス・フォーチュン ナミ ナサス
オラフ オリアナ シヴァーナ
ソラカ トリンダメア ツイステッド・フェイト
ヴェイン ヴァイ シン・ジャオ
ヤスオ ゼド ジグス
アムム ドクター・ムンド ジャーヴァンIV
シンゲド ソナ ヴァルス

 「ワイルドリフト」のアイテムは、PC版「LoL」と大きく異なる点がいくつかある。1つ目に、ジャングルとサポートアイテムの廃止だ。ジャングルアイテムは「スマイト」の効果を変更したことで不要になり、サポートアイテムはゴールドのシステム自体に変更を加えたことで必要なくなったのだという。

 2つ目は、ブーツとアクティブアイテムについて。ブーツには、購入するとボタンが出現し、そこをタップすると少しだけ移動速度が上がる効果が付与されている。そして、「ゾーニャの砂時計」や「ヘクステック・プロトベルト01」といったアクティブアイテムは、ブーツの強化3段階目で購入できるようになっている。

 ただし、これらのアクティブアイテムは各プレーヤー1つまでしか購入できない。さらに、これらアイテムは発動効果のみを持つアイテムであるため、攻撃力が上昇したりアーマーが上昇するようなことはない。PC版「LoL」と同じく、サポートが味方を回復できる「リデンプション」を積むというような戦法はもちろん、メイジでなくとも「ゾーニャの砂時計」を積んだり、物理攻撃を主体としたチャンピオンでも「ヘクステック・プロトベルト01」を積むといった自由度が生まれている。

 そして最後に、新しいアイテムの追加だ。回復型サポート向けの「ルーデン・エコー」風アイテムや、タンク向けの「女神の涙」のようなアイテムまで登場するのだという。

ブーツの強化先としてアクティブアイテムが登場

新アイテムも多数登場する

既存のアイテムにも必要素材などの細かい変更点がある

 そのほかチュートリアルの実装や、ランクティアのプラチナとダイヤの間にエメラルドが追加されるなど、「LoL」をスマートフォン向けに落とし込むために様々な調整がなされている本作。もちろん課金により他プレーヤーより強くなる要素や、ゲームをプレイするために必要な“スタミナ”のような要素は追加されていない。

 「ワイルドリフト」では、自身のプレイによる自己成長感やチームプレイといった、PC版「LoL」で得られるゲーム体験をそのままに、スマートフォンでいつでもどこでもプレイできるようお手軽さを加えるような形で変更されている。「LoL」をプレイしたことがある人だけでなく、PCを持っていなくて「LoL」を触ったことがないという人や、敷居が高そうで「LoL」をプレイしていなかった人が新たに参入するのに適したタイトルになるのではないだろうか。

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