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火曜日, 11月 24, 2020

「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」テストプレイレポート –

 2016年のアーケード稼働から熱狂的な人気を博していたバンダイナムコエンターテインメントの対戦アクション「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON(以下、マキシブーストON)」が、PS4向けに7月30日に発売される。「機動戦士ガンダム」シリーズのMS(モビルスーツ)が180体以上登場する、2on2チームバトルアクションである。

 発売に先駆け、クローズド形式によるネットワークテストが4月25日~27日の3日に渡って行なわれた。筆者もネットワークテストに参加することができたので、プレイしての感想や、本作の魅力を伝えていきたいと思う。

【PS4「機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON」TVCM】

3つの対戦モードをプレイ! 筆者は生き延びることができるか?

 まずは本作の基本的なゲームのルールを紹介していこう。本作は4人のプレーヤーが2つのチームにわかれて戦う2on2対戦となっている。各機体には”コスト”があり、機体が撃墜されるとコストに応じて「戦力ゲージ」が消費される。戦力ゲージがあるうちは何度でも復活することができ、先に相手の戦力ゲージを0にした方が勝利となる。

歴代のガンダムシリーズのモビルスーツが入り乱れる2on2バトル

 基本アクションは「射撃」と「格闘」、アクションをキャンセルさせる「ブーストダッシュ」を駆使して戦っていく。どれも複雑なコマンド入力は必要なく、ワンボタンでド派手なアクションを繰り出すことができるのが特徴。操作自体はシンプルでプレイを始める敷居は低いが、突き詰めていくと、戦況の駆け引きや立ち回りなど、ゲームの奥深さは底なしだ。

遠距離戦の軸となる射撃

近距離の相手には接近攻撃が有効

ブーストダッシュは行動のキャンセル、敵の攻撃を回避に活躍する

こちらは操作説明。基本は4つのボタンを使い、同時押しをその他のボタンに割り振っている

 筆者がエクストリームVS.シリーズに触れたのは、PS3版の「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」を発売当初にプレイしたのが最後で、アーケードの「マキシブーストON」は正直を言うと全くの未プレイである。

 そんな筆者が、ネットワークテストで最初に驚かされたのはモビルスーツ選択画面だ。今回使用できた機体はなんと183種類! 初代「機動戦士ガンダム」からはガンダムやザクはもちろん、ギャンやアッガイまで登場。Zガンダムもハンブラビやバウンドドッグ、他作品でも主要な機体、ライバル機は押さえている。「ガンダムAGE」や「Gのレコンギスタ」、「MSイグルー」、「スターゲイザー」、「MSV」など作品のカバーも非常に広い。

 これだけの数がいて機体ごとに武装や性能などは全て異なるというのもすごいところ。じっくり触っていったら性能や立ち回りを確認するだけでネットワークテストが終わってしまうだろう。製品版ではアーケード版には未参戦の2機体も追加されるので、とてつもない数になる。

 機体にはそれぞれコストが設定されており、「1500」、「2000」、「2500」、「3000」の4つに区分けされている。このコストが、機体が撃破されたときの戦力ゲージの消費量となる。コストが高い機体ほど性能も高いが、その分撃破されたときは痛手となる。

モビルスーツ選択画面。ズラリと並ぶガンダムは壮観だ

 コストによるチームバランスも重要。戦力ゲージは6000に設定されているので、仮に3000コストの機体同士でチームを組むと、1機が撃破されてしまった時点でもう後がないという状態になってしまうのだ。かと言って、コストが安い機体同士で組んだ方が有利という訳ではない。組み合わせに応じて、それぞれ戦略を考えるのも本作の面白さだ。

戦闘ではコスト管理は必須。戦力ゲージの残りが少ない時に撃破されると、体力の少ない状態での復活になる

オンラインは強敵揃い。練習を重ねて戦い方を覚えよう!

 ここからは、本題となるゲームをプレイしていこう。今回ネットワークテストで遊べたモードは、様々な条件を設定したルームを作り、入室したプレーヤーとオンライン対戦ができる「プレイヤーマッチ」。ランダムマッチングした4人で手軽にオンライン対戦が楽しめる「カジュアルマッチ」。CPU戦やローカル2P対戦が楽しめる「フリーバトル」の3モードが用意されている。

 “オンラインこそが対戦ゲームの醍醐味”ということで、まずはプレーヤーマッチで遊んでいく。アーケード版を未プレイの時点でお察しかもしれないが、筆者の腕前は並の並である。個人戦ではなくチーム戦のゲームなので、足を引っ張ってガチのプレーヤーからお叱りを受けるんじゃないかと内心ビクビクしながらオンラインに挑んだ訳だが、フタを開けてみると、ルームの検索や自分で立てる際にはプレーヤーの腕前(階級)を制限することができ、同レベル帯のみで遊ぶことも可能であった。筆者のように腕に自信のないプレーヤーにも安心な設計だ。

 筆者が選んだ機体は、過去作でも使用した経験のあるコスト3000の「Ξガンダム(クスィーガンダム:『閃光のハサウェイ』の主役機)」。初心者でも扱いやすい性能で、メイン射撃武器のビーム・ライフルは、ビームを放つと同時にミサイルも発射されるのが特徴。プレーヤースキルの未熟さをカバーしてくれる優秀な機体となっている。

初心者部屋もたくさん立っており安心した

小説「閃光のハサウェイ」の主人公機であるΞガンダム

ビームと一緒にミサイルも飛んでいくので、射撃をバラ撒いているだけでも牽制できる

 本作の対戦は非常にゲームスピードが速く、ハイスピードなバトルが展開される。特に練習もせずに無謀にもぶっつけでオンライン対戦に挑んだが、目まぐるしいスピードに全然着いていけなかった。こちらの攻撃は撃てども撃てども全く当たらず、逆に敵のビーム百発百中のヒット。ノーマークの相手からは奇襲の格闘攻撃を食らい、まさに袋叩き状態。相手チームから完全に“恰好の的”にされ、あえなく惨敗。高コスト機体を使用しておきながらバカスカ落とされて、チームを組んでくれた人には本当に申し訳ない。

ただ闇雲に攻撃するだけでは、簡単にかわされてしまう

連戦連敗地獄。スコアも一番低く、全く活躍できていない

 その後も10数戦オンライン対戦をプレイしたが、ワンチャンスも無いほど清々しいほどの負けっぷりが続いた。なんとなくのプレイでは勝つのは難しいと判断し、オンライン対戦ルームから一旦退出してフリーバトルで練習をすることにした。CPUを相手にまずは武装とコンボルートを確認。サブ射撃や特殊射撃、格闘攻撃のリーチなど、武器の性能を把握しておくだけで、実戦で慌てることなく戦うことができる。

 立ち回りの基本もフリーバトルで改めて叩き込んでいく。本作は、空中から地上に着地した瞬間に硬直時間が発生するので、この瞬間を狙って攻撃を差し込んでいくのがセオリーとなる。逆を言うと自分も相手から着地を狩られないよう、物陰の後ろでの着地やロックをされていないかを確認して安全に立ち回らなければならない。

 基本の部分を意識しながら練習をしていると、CPU戦はかなり安定して勝てるようになってきた。段々と思うように機体を動かせるようになると、モビルスーツを自在に操るベテランパイロット感が味わえて気分が良い。

立ち回りをしっかり意識して動けば、大分まともに戦うことができた

 練習を終え、次にプレイしたのはカジュアルマッチ。このモードでは対戦相手の階級の設定などはできず、完全無作為に対戦相手が決定する。カジュアルマッチを遊ぶプレーヤーが多いのか、マッチングまでの時間はものの数秒。待たされることも無く4人のプレーヤーが集まり、対戦が始まった。

 ガチプレーヤーとぶつかる可能性も十分ありうる状況だが、対戦相手の立ち回りを見る限り、幸いなことにそこまで絶望的なレベル差はないように感じた。

 練習で叩き込んだ、僚機と離れ過ぎず行動するという基本を心掛けてプレイすると、相手から格闘攻撃を食らっている時には味方が攻撃をカットしてくれ、逆に僚機がやられている時は自分がカットをするという理想的な連携が取れた。2on2の醍醐味である連携がうまく取れたときはとても爽快だ。

 チームを組んでくれたプレーヤーが上手かったこともあり、さほど足を引っ張らずに勝利することができた。最初は極力敵の攻撃をもらわないことに専念するところから始め、段階を踏んで出来ることを増やしていき、自分の手で敵を撃墜できるようになると俄然ゲームが面白くなってくる。まだまだ味方頼りな面も多いので、練習してさらに実力を上げていきたい。

僚機の近くにいるのを心掛ければ、味方がやられているところをすぐにカットすることができる

練習前とは見違える活躍でトップの戦績

ファンをニヤニヤさせる「ガンダム」の魅力が詰まっている!

 アクションゲームとしての面白さは折り紙付きだが、ガンダムファンの目線から見た本作の魅力は、いたるところに原作リスペクトが詰まっているところだ。

 まず1つは、原作を再現しているアクションが豊富に取り入れられている。例えば初代ガンダムなら、アニメで見せた振り向き射撃のモーションやラストシューティングなども再現しており、ファンの心をくすぐってくる。

原作で見せた名場面を完全再現

 他にも、ゴッドガンダムなら明鏡止水、ガンダム00系のモビルスーツならトランザムのパワーアップ演出などなど、挙げ出したらキリがないほど原作愛に満ちた作品である。

演出なども、ガンダムファンが納得の再現度である

 先にも触れたが、膨大なプレイアブル機体の数もファンにはたまらない。参戦している機体はTVシリーズの他に、ゲームオリジナルや小説、漫画などのマニアックな作品までも網羅しているのもニクいところ。

 中でも一番驚きだったのが、京田四郎が乗る「パーフェクトガンダム」だ。今無き少年漫画雑誌、コミックボンボンに連載されていたプラモデル漫画「プラモ狂四郎」からの参戦。子供の頃に夢中になって読んでいた身としては衝撃的であった。

 パーフェクトガンダムは今作からの新モビルスーツではなく、厳密にはPS3「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」の最終DLCとして登場していたとのことだが、筆者は今回のネットワークテストでその存在を初めて知った。

 「プラモ狂四郎」以外にも、ガンプラを題材にしたアニメ「ガンダムビルドファイターズ」も参戦している。本来ならばガンプラが本物のモビルスーツと戦うなんてことは絶対にありえない展開なのだが、それが実現してしまうお祭感も本作ならではだ。

狂志郎が生み出したパーフェクトガンダム。漫画同様、ガンダムに目が付いている

ガンプラまでも参戦するという、まさに何でもアリ状態

 このゲームでガンダムファンがもっともテンションの上がる要素といえば、戦闘中に流れる楽曲だと断言しても良いだろう。本作には、原作アニメの主題歌やBGMが収録されており、馴染み深い名曲が戦闘のバックに流れるのだ。

 今回のネットワークテストでは残念ながら収録楽曲がかなり限定されていたが、やはり馴染みのある楽曲が流れる中で戦うというのは昂るものがある。「ガンダム」の楽曲は名曲の宝庫なので、製品版で全作品の曲が聴けるのが楽しみで仕方がない。

ネットワークテストで収録されていたのは、ゲームから生まれた楽曲が主であった

名曲をバックに対戦。これで熱くならないガンダムファンはいない!

 ガンダムマニア歓喜のシステムも採用されており、本作ではナビキャラクターを設定することができる。ナビに設定したキャラクターは、メニュー画面や戦闘中の通信でプレーヤーに声を掛けてくれるのだ。

 ナビのキャラクターは、原作を彩ったキャラクターが多数。魅力的なキャラクターが多数用意されているが、筆者はネオ・ジオンの指導者であるハマーン様一択だ。

 戦闘中もハマーン様がプレーヤーを激励(叱責)してくれるという夢のような環境でプレイすることができる。このシステムだけで正直神ゲーである。

ゲームプレイ中、常にハマーン様の姿が見られる。エンドラの騎士でなくても鼻血もののシチュエーションだ

 今回、初めて「マキシブーストON」をプレイしたが、過去作同様にシンプルな操作性ながら奥深い戦闘が楽しめる良質なアクションゲームであった。ガンダムファンだけでなく、純粋なアクションゲームファンも楽しめる内容となっている。

 夜のゴールデンタイムから朝方までオンライン対戦を堪能したが、ネットワーク周りではラグもエラーも特に無く、快適に対戦を楽しむことができた。今回は野良でのプレイだったが、VSシリーズは身内で組んでのプレイこそが真骨頂といえる。早く製品版でワイワイとプレイしたいところである。

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