12.7 C
Tokyo
火曜日, 11月 24, 2020

キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS – レビュー

スポーツを題材にした漫画やアニメ作品は、スーパープレイの飛び交うエンターテインメント性の高い作品と、スポーツをリアルに描く作品の2パターンが存在する。『キャプテン翼』は文句なしに前者を代表するエンターテインメントサッカー作品だ。世界的にも人気が高く、ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFイニエスタのように『キャプテン翼』のファンを公言するトップ選手も多い。最近では、セリエA・アタランタBC所属のアルゼンチン代表MFアレハンドロ・ゴメスがキャプテン翼のタトゥーを足に入れて話題となった。

キャラクターが超人的なパフォーマンスで活躍するエンターテインメント性の強い作品は、その特徴を活かそうとするほど、スポーツゲームとしての常識的なバランスを保つことが難しい。『キャプテン翼』という作品はまさにそれで、スーパープレイ以外にも、現実世界ならレッドカードで済まされないほど激しい接触プレイも特徴的だ。

その特徴を『キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』では、いったいどのような形にするのか注目をしていたのだが、とてもシンプルな方法で原作を形にしていた。それは何のことはなかった……接触プレイによるファウルの概念を取っ払ったのだ。その無茶をした結果、サッカーゲームでありながら死屍累々の惨事が多発する、格闘サッカーゲームが爆誕した。今回はレビューにあたりPS4版をプレイした。

フルパワーのシュートを打つのが快感すぎる、エンターテインメントサッカー

本作を「格闘サッカーゲーム」と表現したが、コメディ映画『少林サッカー』ほどサッカーというスポーツを崩しておらず、意外とサッカーというスポーツゲームを楽しめる。接触プレイによるファウルの概念はどこぞに吹き飛んでいるが、キーパーが弾いたボールでもオフサイドが発生するように、サッカーの基本ルールは最低限確保されている。

本作はひとつひとつの補正が強いのでサッカーゲーム初心者も遊びやすい(ゲーム全体が易しいという意味ではない)。例えばパスであればほぼ完璧な精度で仲間を狙い、ロングボール(センタリング)も仲間へピンポイントで飛んでいく。シュートは距離があるとゴールから外れることもあるが、基本的に枠内に飛んでくれる。相手チームの選手がボールを持っている際は、×ボタンを長押しすることで操作選手がボール(相手)に接近してくれる。ある程度プレイすれば、あとは簡単にボールの奪い合いができ、ボールを奪うのに繊細な操作はほとんど必要ない。

松山光(固有スキルを持つ選手)であれば、原作通り華麗な足裁きのスライディングでボールを奪うこともできる

本格的なサッカーゲームではシュートひとつとっても神経を使う。たとえば強烈なシュートを打つ際には、シュートボタンを長く(強く)押しすぎると、ボールは遙か彼方へと飛び去ってしまう。だが本作は、どんなにガンガンパワーを溜めてもゴールから外れることはない。もちろんゴールに対して極端に角度が悪い場所や、距離が離れすぎていると外れることも多いが、シュートの精度はとても高く、気兼ねなしにフルパワーでシュートを放てるのはとても気持ちがいい。

本格的なサッカーゲームで、シュートのパワー調整が煩わしく思っていた人に遊んでほしい<br />
本格的なサッカーゲームで、シュートのパワー調整が煩わしく思っていた人に遊んでほしい

相手選手の背後からタックルをしかけたとき、相手選手が前ではなく背後へ吹っ飛んでいくというシステム的に雑な部分も数多く存在する。しかし、選手があまりにもド派手に吹っ飛ぶために、こういった物理の法則を無視した挙動はクリアするまで気にすることはなかった……。

大味なゲーム展開になりやすいが、原作の再現度はとても高くひとつのサッカーゲームの理想型

本作の肝は、原作で見ることができたド派手なアクションの再現だ。翼のドライブシュートや、日向のタイガーショットなどのスーパーシュートはもちろん、相手を置き去りにする華麗なドリブルも、特別な演出付きで再現されている。いずれのアクションもスピリットを消費することで繰り出すことができ、これらは「ムーブ」と呼ばれる。

固有のアクションで相手を抜いたり、ボールを奪ったりすると派手な演出が発生する。<br />
固有のアクションで相手を抜いたり、ボールを奪ったりすると派手な演出が発生する。

ドリブルは主にダッシュ系とフェイント系の2種類のムーブがある。守備側は2種類のタックルが使用可能で、ダッシュ系にはチャージムーブで、フェイント系にはスライディングタックル(ムーブ)でボールを奪うことが可能だ。

攻撃時に有利な組み合わせが決まれば100%相手選手を抜くことができ、守備側であれば確定でボールを奪うことができる。そのため展開がかなり大味になりやすいが、ジャンケンで相手の手を読むような心理的な駆け引きを使ったボールの奪い合いを楽しめる。チャージでボールを奪う際には盛大に相手を吹き飛ばすことも多く、狭いエリアでボールの奪い合いに発展すると、選手がひとりふたりと吹き飛んでいき、死屍累々の大惨事が完成する。

タイミングよくタックルを決めれば、相手選手は簡単に吹き飛ぶので、奪い合いが一箇所で集中すると悲惨な光景が広がることになる。<br />
タイミングよくタックルを決めれば、相手選手は簡単に吹き飛ぶので、奪い合いが一箇所で集中すると悲惨な光景が広がることになる。

またドリブルムーブを2回成功させると、スピリットの回復が早くなるほか、キックゲージ上昇速度がアップする副次的な効果も発生する。パスワークで攻撃を組み立てることも可能ではあるが、ドリブル性能が総合的に高すぎるため、どうしてもドリブル突破の強引な攻防に陥りやすい。スーパープレイを再現している以上致し方のないことではあるが、ゲージ上昇速度アップはやり過ぎのように思えた。

ドリブルムーブは連続して2人の選手を抜くことで、特殊な演出が入り能力も一時的に向上する。<br />
ドリブルムーブは連続して2人の選手を抜くことで、特殊な演出が入り能力も一時的に向上する。
Vゾーンとよばれる一時的にチーム全体の能力をアップさせる切り札があるので、キックゲージ上昇速度のアップはVゾーン使用時のみの現象にしてもよかっただろう。<br />
Vゾーンとよばれる一時的にチーム全体の能力をアップさせる切り札があるので、キックゲージ上昇速度のアップはVゾーン使用時のみの現象にしてもよかっただろう。

パスワークによる攻撃は、最終的にセンタリング(ロングボール)からのフィニッシュが軸になる。センタリングに対して、ピンポイントでタイミングを合わせる必要はなく、センタリングを上げたあとにシュートボタンを押しっぱなしにすることで選手が勝手に合わせてくれる。能力の高い選手であれば、オーバーヘッドシュートやツインシュート(コンビ技)を状況に合わせて使ってくれるので、特別な操作や難しいことを考える必要はない。

また、フリーのボールに2選手が向かい合う形で接近するか、空中のボールの競り合いが起きるかするとパワー対決のデュエルが発生する。単純なボタン連打にによるボールの奪い合いでゲームのテンポが若干落ちるが、原作の力と力のぶつかり合いを表現するためには欠かせない要素だろう。

こぼれ球にお互いの選手が正面からぶつかると、サッカーゲームとは思えない演出でボールの奪い合いが発生する。<br />
こぼれ球にお互いの選手が正面からぶつかると、サッカーゲームとは思えない演出でボールの奪い合いが発生する。

ゴールキーパーもかなり優秀だ。スピリットゲージが強烈なシュートムーブを防げる目安(体力)となっており、スピリットゲージが一定量ある限り、森崎でも日向のタイガーショットを止めることが可能だ。しかし、このスピリットゲージはシュートを受けるたびに減少し、一定値を下回ると若林ですら簡単に得点を許してしまうようになる。

森崎もがんばってシュートを防いでくれる頼もしい守護神だが、最上位のスーパーシュートを止められるゴールキーパーは限られる。<br />
森崎もがんばってシュートを防いでくれる頼もしい守護神だが、最上位のスーパーシュートを止められるゴールキーパーは限られる。

演出はとても派手だが、サッカーゲームとしてはとてもシンプルにまとまっている。「FIFA」シリーズや「ウイニングイレブン」シリーズなど、近年のサッカーゲームが少し複雑すぎるとも言えるが、本作はドットゲーム時代のレトロなサッカーゲームの雰囲気を感じさせる。それだけに、戦術的な攻撃のパターンが少なく、単調なゲーム展開になりやすいのは好みがわかれるところだろう。

本作を遊びやすくしているシュートやパスにかかる補正も、ゲーム展開を単調にしている要因のひとつだ。例えばシュートは強い補正のおかげでゴール隅を狙うといったことができないので、戦術で相手を崩すのではなく、シュートを連発して相手ゴールキーパーのスピリットを削りあうパワー勝負になってしまっている。ここだけは少々問題に思える。「相手の心臓が破裂しようがゴールキーパーを必殺シュートで貫いて、ボールを相手ゴールにたたき込め!」と、一時期の日向なら言いそうな闘志あふれるプレイは快感だが、攻める選択肢にもうひとつ何かを加えてほしかった。

この大胆なエンターテインメントサッカーは大味すぎる部分があるものの、個人的にはかなり好印象だ。展開を踏まえたドリブルムーブの駆け引きや、本能のままに放てるシュートムーブなど、ひとつひとつのプレイが決まるととても気持ちがいい。選手の動きがギクシャクする場面もあったりして決して完璧とは言えないが、プレイするうえでのストレスはほとんど感じず、本格的なサッカーゲームとはまた別の理想型のようにも感じている。

原作の追体験と、原作をアレンジしたオリジナルストーリーの2本を楽しめるストーリーモード

ストーリーモードは、大空翼が全国制覇をするまでの原作の追体験ができる「EPISODE OF TSUBASA」と、オリジナルキャラクターを作って、翼たちとともに世界の頂点を目指すオリジナルストーリー「EPISODE OF NEW HERO」の2本を楽しめる。

EPISODE OF TSUBASAはストーリーの再現を重視しており、ライバルチームの名場面もしっかりとフォローしているためボリュームは満点だ。ただ、スポーツゲームとしてはストーリーが長く、スキップを使用してもテンポが悪く感じる場面も多々存在する。一方のEPISODE OF NEW HEROは選手育成も兼ねているので何回も繰り返してプレイするのだが、そこそこロードも発生するため周回プレイはあまり向かないように思う。周回プレイでは、いちどにスキップできる範囲を選べるようにしてほしかった。

ストーリーの演出としてライバルチームの試合を再現することもあるのだが、イベントの画面は地味で、まるでファミコン版『キャプテン翼』のアドベンチャーゲーム風の画面で進行して正直味気ない。狙ったものではないと思うのだが、ファミコン版『キャプテン翼』で成長した筆者には、当時の記憶がよみがえる懐かしさを感じた。

<br />
タイガーショットなどの必殺シュートは専用の演出が入るものの、イベントの試合はシンプルな画面構成となる。
画像は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」に収録の、テクモから発売されたファミコン版『キャプテン翼』より<br />
画像は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」に収録の、テクモから発売されたファミコン版『キャプテン翼』より

EPISODE OF TSUBASAのストーリーは、静岡県予選と、全国大会の激闘を戦い抜く。ただ原作の試合を消化するだけではなく、原作の展開に沿ったプレイをすることで、アニメを再現するドラマチック・アクション・デモ(以下、DAD)が試合中に再生される。立花兄弟のスカイラブハリケーンや、翼のドライブシュートが完成したシーンなど、原作の名場面が目白押しだ。

DADは普通にプレイすれば試合の流れで必ず発生するものから、試合後半に「新田の隼ボレーシュートが2回失敗したあと、新田へのロングパスムーブが通る」といった、複雑な条件のDADも存在する。すべてを解放するのは少し難しそうだが、DADはEPISODE OF TSUBASAにおけるやりこみ要素と言えるだろう。

発生させたDADはコレクションでいつでも見ることができる。<br />
発生させたDADはコレクションでいつでも見ることができる。

またEPISODE OF TSUBASAをプレイすることで、2018年に放送されたTVアニメ版第4作目の、印象的なエピソードを切り取ったサブエピソードも見ることができる。ダイジェストではあるが、翼と若林の出会いや対決、ロベルトとの別れなどの名場面を鑑賞できるのもうれしいポイントだ。

アニメのワンシーンを切り抜いた静止画だが、ナレーションやキャラクターの台詞付きでストーリーを鑑賞できる。<br />
アニメのワンシーンを切り抜いた静止画だが、ナレーションやキャラクターの台詞付きでストーリーを鑑賞できる。

もうひとつのEPISODE OF NEW HEROはオリジナルストーリーとはいえ、原作のジュニアユース編をベースにしているので、部分的に原作とシンクロする場面も多い。大会は原作とは異なりアメリカ大会に変更されているが、本戦における試合の組み合わせは原作のフランス大会をベースにしているので、試合中もEPISODE OF TSUBASAのDADように原作を部分的に再現できる。

しかし、このモードの主役はあくまでプレイヤーが操作するオリジナルキャラクター。ストーリーに関しては翼や日向たち原作のキャラクターが中心のままで、育成キャラクターとの絡みはおまけ程度に感じるが、あまり絡みすぎると原作が壊れてしまうので致し方ないだろう。

メインストーリーの絡みが少ない分、原作キャラクターとのサブエピソードはとても豊富に用意されている。中身もよくできており、特定のキャラクターと交流を重ねると、別のキャラクターに焦りが生まれるエピソードもあった。ボリュームがあるのですべてのエピソードは追い切れなかったが、交流で原作キャラクターのさまざまな表情を感じながら、世界の頂点を目指して育成を楽しめた。

髪型だけでも100種類以上あり、キャラクターの容姿は細かく作り込むことが可能。<br />
髪型だけでも100種類以上あり、キャラクターの容姿は細かく作り込むことが可能。
同じ選手と何度も交流することで、ステータスポイントの入手やアクションの取得も可能だ。最上位のアクションの取得は試合で活躍する必要があるため、取得が難しくなっている。<br />
同じ選手と何度も交流することで、ステータスポイントの入手やアクションの取得も可能だ。最上位のアクションの取得は試合で活躍する必要があるため、取得が難しくなっている。

育成はシュート力やディフェンスの能力などのパラメータアップと、必殺シュートやドリブルなどのムーブ、能力の底上げ効果があるスキルの習得が中心。パラメーターは試合で活躍すると大幅にアップするほか、ボーナスポイントの振り分けである程度自分好みのとがった選手へと育成できる。

ムーブやスキルは、原作選手やオリジナル選手と交流を深めることで取得できる。育成開始時に5人の選手を選択して交流できるのだが、ストーリー進行に合わせて交流できる選手は増えていく。いちど交流した選手は「フレンドカード」という形で登録されて、2周目以降は最初から選択できるようになる。このため、プレイを重ねるごとに育成の幅が広がっていく。

フレンドカードは試合に勝利したり(マルチプレイも含む)、ゲーム内ストアで購入する「フレンドカード」を入手することで増えていく。EPISODE OF NEW HEROの初回プレイ時は選べるカードが限られているので、マルチプレイで少しカードを増やしてから育成を始めるのもいいかもしれない。

2周目以降は入手しているカードの選手と最初から交流できるが、海外の選手とは海外編に移行してから交流することになる。<br />
2周目以降は入手しているカードの選手と最初から交流できるが、海外の選手とは海外編に移行してから交流することになる。
オンラインマルチプレイで勝利すると、フレンドカードと、EPISODE OF NEW HEROの試合で使用する、能力向上や経験値アップのアイテムも入手できる。<br />
オンラインマルチプレイで勝利すると、フレンドカードと、EPISODE OF NEW HEROの試合で使用する、能力向上や経験値アップのアイテムも入手できる。

育成の効果を実感できるまでには時間がかかるものの、パラメーター自体はものすごい速度で上昇するので育成はとても楽しく感じる。ただ、パラメーターの上昇は試合の活躍に影響されるので、全パラメーターMAXの最強キャラクターを作るのは難しそうだ。試合展開によってはボールがほとんど回ってこないポジションもあるため、育成を意識して意図的に育成選手にボールを回して操作する必要がある。育成を考えるとプレイがやや窮屈になってしまうが、サッカーというチームスポーツを考えると致し方ないか。

ムーブやスキルは装備しきれないほど覚えることが可能。ほしいスキルを所有するキャラクターを中心に交流を進めれば、理想的なスキルを所有するキャラクターを作るのは楽そうだ。

日向と深く交流すれば、簡単にコンビ技のツインシュートを習得できる。<br />
日向と深く交流すれば、簡単にコンビ技のツインシュートを習得できる。

また、試合がクライマックスに近づくにつれてチームメイトも成長していく。特に翼と日向は最も強力なシュートムーブ「スーパーシュートムーブ」をストーリー進行にあわせて使えるようになり、覚えたムーブはマルチプレイでも解禁される。

ストーリーも終盤になると難易度が上がるので、試合に勝つこと自体が難しく、そもそも育成どころではなくなってくる感じはある。フレンドカードや育成用のアイテムを集めてしっかり準備をしないと究極的な選手を作るのは難しいので、本モードの初回プレイ時には、原作キャラクターも自由に使ってストーリーを楽しむことをオススメする。

大会も終盤になると、スーパーシュートムーブの猛攻によりグラウンドがえぐれて大惨事になることも<br />
大会も終盤になると、スーパーシュートムーブの猛攻によりグラウンドがえぐれて大惨事になることも

ドリームチームを編成して楽しむマルチプレイは、もう少し制限がほしかった

最後にオンラインマルチプレイについて触れておこう。本作のオンラインマルチプレイは、ディビジョンマッチとよばれるシーズン制。最初は下位のリーグからスタートして徐々に上位を目指していく形で、プレイヤーのスキルに応じたランク分けが行われる。チームは育成選手や原作キャラクターを集めたエディットチームを組むのだが、挑戦するリーグごとにチームコストに上限があるので、最初は弱い選手も交えた低コストのチームを作ることになる。

上位リーグになるにつれてコスト制限が緩和されるのだが、もう少し制限を強くしたほうがチーム編制に個性が出てよかったように思える。編制の自由度が高いので思い通りのドリームチームで楽しめるのはいいのだが、一部の選手の能力は原作通りとても高いため、多くのプレイヤーが似たような編制になりやすい問題を抱えている。

特にドイツのGKミューラーは、能力が飛び抜けて高いためマルチプレイにおける必須キャラになってしまっている。マルチプレイに限り、能力値に上限を設けるか選手間の差を小さくして、使われる選手の幅を広がるようにしてもらいたかった。

ドイツのGKミューラーは能力が頭ひとつ抜けているため、採用しないとマルチプレイの試合が厳しくなる。<br />
ドイツのGKミューラーは能力が頭ひとつ抜けているため、採用しないとマルチプレイの試合が厳しくなる。

ディビジョンマッチはレーティングである程度プレイヤーレベルの棲み分けができており、マッチングも比較的スムーズ。ルームモードで2対2の対戦も可能などマルチプレイはとても遊びやすい。マルチプレイでも育成用のアイテムを入手できるので、対戦を楽しみながらある程度アイテムを確保したのち、EPISODE OF NEW HEROで選手育成をしてもいいだろう。

成績に応じたランキングもあるのでモチベーションは保ちやすいが、それ以外の要素がまったくないので少し物足りない面もある。欲を言えばトーナメントモードなどがあってもよかっただろう。

『キャプテン翼』の世界観を完璧に再現した、エンターテイメント色の強いサッカーゲーム。ストーリーは再現度が高く、ボリュームも満点だが、ロードが多いこともあってテンポが損なわれている部分もある。シンプルな操作や心地よい必殺シュートといった魅力がある一方で、試合展開が単調になりやすく、GKのスピリッツの削り合いで勝負が決まってしまうのも問題。マルチプレイは無難な出来ながら原作通り一部の選手の能力が高すぎるため、選手起用の幅を狭めているのが残念だ。

Related Articles

eスポーツの基礎からビジネス応用まで幅広く学べるビ...

このたび、一般財団法人日本esports促進協会は...

ダッシュヒーロー大冒険:魔法と剣の世界 ̵...

剣と魔法を使ってダンジョン攻略していく...

OPPOがARグラスを2021年発売、MRデバイス...

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」...