Nintendo Switch Proの発売は遠くない? 決算発表での発言に注目集まる|Real Sound|リアルサウンド テック

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 2月1日、任天堂は2021年3月期第3四半期の決算報告を行った。この報告会において、報道関係者とのある質疑応答が波紋を呼んでいる。任天堂側の回答におけるちょっとした言い回しが、Nintendo Switchファンが待ち望む新型ゲーム機のリリースが遠くないことを示唆しているかも知れないのだ。

「すぐに発表することはない」ということは……

 ライフスタイルメディア『T3』は3日、上記の任天堂決算報告会について報じた。この報告会では報道関係者との質疑応答も設けられ、Bloombergの望月崇記者が「今年中に新型ゲーム機のリリースはあるのか」と質問した。この質問に対して、任天堂側は「すぐ発表する予定はないものも、2月にはマリオ新作、3月にはモンハン新作がリリースされます」と回答した(下のツイート参照)。

 以上の回答で波紋を呼んでいるのは、「すぐにはない(not anytime soon)」という言い回しである。というのも、昨年初頭にも新型ゲーム機リリースに関して質問された時、任天堂側は「リリースする予定はない」と明確に否定したのだった。しかし、今回の回答では時期に関する制限に言及したうえで、リリースの可能性を否定している。こうした表現から「すぐ」ではないしても「いずれは」あるいは「遠くない将来」には、新型ゲーム機のリリースがあるのではないか、という憶測が海外メディアのなかで広がっている。

 ゲーム業界の分析を専門とするアナリストたちのあいだでも、任天堂の新型ゲーム機のリリース時期は遠くないという見方が広がっている。例えば、日本のゲーム市場に関してコンサルティングしているKantanGamesの代表であるSerkan Toto氏は、4K画質に対応したNintendo Switch新型機が次の会計年度中(つまり2021年4月から2022年3月末のあいだ)にリリースされると予想している。

 以上のような現状をうけて、T3の記事は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編を4K画質でプレイすることを想像しただけで、口からよだれが出てくる、とも述べている。

「Pro」の先駆者はApple

 ところでリリースに関する憶測が広がっている任天堂の新型ゲーム機は、慣習的に「Nintendo Switch Pro」と呼ばれることが多い。もっとも、この名称はSwitchファンや報道関係者がつけた仮称であり、この名称でリリースされる保証はない。こうした仮称に関して、ゲームメディア『GAME RANT』は8日、再考をうながす記事を公開した。

 ゲーム業界において「Pro」という接尾辞の知名度が上がるきっかけとなったのは、2016年11月に発売されたPS4 Proの登場である。テック業界において「Pro」が注目されるようになったのは、Appleが販売しているMacBook Proシリーズであり、初代モデルは2006年に発表された。これらのデバイスにおける「Pro」は、プロフェッショナル(専門家)用モデルというより上位互換モデルという意味合いが強い。

 GAME RANTの記事は、Nintendo Switchの上位互換モデルにつける接尾辞には、「Pro」より「Super」のほうがふさわしいと主張する。その理由は、「Super」のほうが任天堂の伝統と整合するからである。同社の知名度を決定的なものとしたゲーム機「ファミコン」の後継機は「スーパーファミコン」と命名され、ゲーム史に名を残した『スーパーマリオブラザーズ』は『マリオブラザーズ』を先祖としているのは周知の事実である。ゆえに、「Nintendo Super Switch」という名称こそが望ましいのだ。