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火曜日, 5月 18, 2021

中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的


 少し古い情報で恐縮だが,10月16日に,中国音像・デジタル出版協会ゲーム出版工作委員会(中国音数协游戏工委,GPC)によって中国ゲーム産業における2020年第3四半期(7月〜9月)の数字が発表された。その概要を確認してみよう。なお中国は1月〜3月が四半期の始めとなり,直近の7月〜9月が第3四半期となる。

※以下はすべて,2020年11月10日のレート,1ドル=104.96円,1元=15.88円で計算している

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中国ゲーム産業の第三四半期は,総売上げ約9077億円。約70%はスマホゲームが占めるという結果に


 いっときよりは落ち着いた感があるものの,中国ゲーム産業は相も変わらず賑やかだ。先日発表された,中国ゲーム産業の第三四半期の数字を,抜粋して少しだけのぞいてみよう。


[2019/11/05 17:11]

概要

 COVID-19の影響により,2020年1〜3月で劇的な成長を記録した中国ゲーム産業は,第2四半期では前期比ー9.44%と,久しぶりのマイナス成長となり(その前が高すぎた),第3四半期では安定して数字が戻ったようだ。第3四半期の売り上げは685.22億元(約1.09兆円)で前期比+3.37%,前年同期より93.09億元(約1478.27億円)の増加で,15.72%の伸びを見せた。
 しかしユーザー規模という観点で見ると2019年から成長が鈍化しており,6.61億人という数字で収まっている。QoQで366万人増加の,+0.56%だ。中国という巨大な国であっても,すでに既存ユーザーの奪い合いが始まる傾向が現れてきたわけで,競争原理が働き,中国製ゲームのクオリティがいま以上に上がることに期待したい。

中国ゲーム産業総売り上げ(億元)
画像集#002のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

中国ゲームユーザー規模(百万人)
画像集#003のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

内訳

 全体売り上げの内訳を市場別で分けると

スマホゲーム 508.49億元(約9320.13億円) QoQ+3.14% 全体比74.21%
PCゲーム 143億元(約2270.84億円) QoQ+3.6% 全体比20.87%
Webゲーム 18.32億元(約290.92億円) QoQー5.52% 全体比2.67%
コンソールなどのその他 全体比2.25%

となっている。

スマホゲーム市場売り上げ(億元)
画像集#004のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

 スマホゲームに牽引されている中国全体のゲーム市場だが,スマホゲームの市場シェアはすでに74.1%に達し,スマホゲームのユーザー規模は+328万人で6.5億人に達している。前述の通り,第3四半期の全体ユーザー規模は366万人増加で6.61億人なわけだが,それらはほぼスマホユーザーの増加ということになる。
 報告には,これまでWebゲームを遊んできたユーザーがスマホゲームへと移行する傾向が見られる旨が書かれている。ユーザー規模と売り上げについては,引き続き減少傾向だ。
 いつも通りシェアの少ないコンソールゲームは「その他」という枠に入れられてしまうが,上半期での市場占有率と比べ,やや増加している印象。PS5とXbox Series Xでさらにユーザーを増やすことはできるだろうか。

画像集#005のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的
スマホゲーム市場ユーザー規模(上)
PCゲーム市場売り上げ(左),Webゲーム市場売り上げ(右)
画像集#006のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的 画像集#007のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

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中国ゲーム産業の上半期売り上げは約2.1兆円。海外での売り上げにおける日本の貢献は約23%


 中国のゲームショウChinaJoy 2020に合わせて,中国ゲーム産業の2020年上半期の数字が発表された。高い成長率を落とすことなく躍進を続ける中国市場の数字を,その概要の紹介を通して確認していこう。


[2020/08/14 16:21]

ゲームユーザー相手の,Androidスマホメーカーの市場占有率

 今回新しい項目として追加されたのが,「ハードウェア使用状況」だ。ハードウェア……とあるが,これはスマートフォン本体のことで,ゲームユーザーをターゲットにして調査されている,各Androidスマホメーカーの市場占有率となる。
 この調査での結論としては,世界のAndroidゲームユーザーの40%以上は中国製スマホを使用しているという結果になっている。Huawei,OPPO,Xiaomi,vivoのどれもが10%前後のシェアを占めている。
 現在の販売台数世界1位はSamsungだが,Huaweiはアメリカの制裁措置があるにも関わらず世界第2位,そしてXiaomi(シャオミ)はAppleを抜いて世界第3位となっているわけで,そう考えると下記ランキングはとても妥当な結果だ。

Sumsung 31.95% 画像集#013のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的
Huawei 15.10%
Xiaomi 10.47%
OPPO 10.28%
vivo 9.55%
Motorola 4.15%
LG電子 2.53%
その他 15.97%

 その他の情報として,海外マーケットとeスポーツの数字が発表された。
 ワールドワイドでのスマホゲームマーケットは,成長がやや鈍化し始めている印象だが,その中でも中国製ゲームは存在感を高めつつある。中国製ゲーム第3四半期の海外売り上げは38.75億ドル(約4067.2億円)で,前期比+1.76%。一方で中国製ゲームの国内(中国内)売り上げはというと,586.91億元(約9320.13億円)で,前期比+1.55%という数字になっている。
 一方のeスポーツも微増傾向だ。第3四半期の売り上げ330.4億元(約5246.75億円)で,前期比+1.08%。ユーザー規模は4.86億人,前期比+0.43%となっている。

中国製ゲームの売り上げ,中国国内(左)と中国以外のマーケット(右)
画像集#008のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的 画像集#009のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

中国eスポーツ売り上げ(左)及びユーザー規模(右)
画像集#010のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的 画像集#011のサムネイル/中国ゲーム市場,第3四半期の総売り上げは約1.09兆円で前年同期比+15.7%。ユーザー規模の鈍化と対照的

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