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「グッチ」と「ナイキ」のデジタルアイテム戦略 エディターズレター(2020年10月23日配信分) | WWDJAPAN.com

※この記事は2020年10月23日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors’ Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「グッチ」と「ナイキ」のデジタルアイテム戦略

 オンラインに費やす時間が増える中、ブランドはどうやって顧客とコミュニケーションするかに腐心しています。もちろん、私たちメディアもですが(笑)。

 小売りにおいてはOMO(Online Merges with Offline)が提唱され、このコロナ禍でさらにその流れに拍車がかかりました。ECで買えることはもはや当たり前で、ブランドはSNSなどを介してあのテこのテで顧客にアプローチしています。

 そんな中、個人的に注目しているのがデジタルアイテムです。何のことかというとアバターに着せる服やアクセサリーです。ゲームも含めてオンライン上で時間を過ごす人が増えるにつけ、アバターもより身近なものになっているように思います。コミュニケーションの場として機能していたりもするので、バーチャル空間で大半の時間を過ごすような人も結構多いのでは?オンラインでの会議や取材が当たり前になってきましたが、そのうちバーチャルオフィスでアバターが会議する日も来るんだろうなぁと考えています。

 というわけで、3Dアバターのデジタルアイテムに投資する「グッチ」に激しく納得です(1番目の関連記事参照)。ブランドファンや社員がSNSやバーチャル空間で「グッチ」を楽しめる環境を用意するというのに、妙味を感じます。こちら、2年前の記事によればシステムの導入費用は10万~300万ドル(約1050万~3億1500万円)。サービスが開始したら、即トライしてみたいと思っています。

 「グッチ」はこれ以外にもデジタルコンテンツに非常に積極的です。アプリは試着機能もゲームもあって楽しいです。デジタルネイティブ世代に刺さるでしょうし、接触時間も長そう。売り上げに繋がる可能性は十分あると思います。

 このデジタルアイテムについて考えると思い出されるのが、昨年末に上げた「ナイキ」のブロックチェーン特許取得の記事です(2番目の関連記事)。ブロックチェーン技術を本物であることの保証に使うということなのですが、大いに注目したいのが、デジタルアイテムについてもその技術を適用するということです。

 デジタルアイテムの需要が増えれば、偽物が出回るのもすぐに想像できますよね?それを早くもブロックする動き!さすが!「ナイキ」がバーチャル空間を作り、そこにファンやコレクターのアバターが自慢のアイテム(本物認証付き)を着用して集い、大いに盛り上がるという世界もそう遠くないんじゃないかなと妄想してしまいます。

 というわけで、12月7〜11日の「コンプレックスランド」(3番目の関連記事)には是非参加してみたいと思っています。皆さまも是非!

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