12.5 C
Tokyo
日曜日, 11月 29, 2020

ROG Phone 3レビュー ゲームに必要な機能を網羅! 最高峰をうたうゲーミングスマホが上陸(マイナビニュース) –

ゲーミングスマートフォンが国内でも注目されています。スマートフォンゲームの進化も著しく、多彩なジャンルのゲームが快適に遊べる端末として、ゲーミングPCに続いて国内でも多くのゲーミングスマートフォンが登場しています。

【写真】ゲームコントローラーのように構えた時に、L/Rの位置にあるのがAirTrigger 3です。静電式で感度はカスタマイズ可能

今回登場したのが、ASUSTek Computerの「ROG Phone 3」です。3世代目となったROG Phoneは順当にパワーアップし、さらに使い勝手も向上。早速ファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

フラッグシップらしいハイスペックと存在感

ROG Phoneは、ASUSのゲーミングブランドを冠したスマートフォンで、ゲーミングスマートフォンらしく、背面のLEDが輝くスタイル。171×78×9.85mm、240gと大ぶりのきょう体に6.59インチのワイドAMOLEDディスプレイを搭載。解像度は2,340×1,080のフルHD+です。

ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzで、この高速駆動も特徴。激しい動きのゲームでも滑らかな映像になります。144Hzに対応したスマートフォン向けゲームは、ASUSによれば243種類あるそうで、ROG Phone 3と組み合わせることで滑らかなゲームが楽しめるといいます。

実際、集団の敵が周囲に集まるようなゲームでは、滑らかに動作するとゲームがよりプレイしやすくなるでしょう。リフレッシュレートは変更可能なので、例えば60Hzと144Hzでやり比べてみると、映像のブレが少なくなり、快適にゲームが遊べる印象です。

タッチサンプリングレートは270Hz、タッチ応答速度は25ms、スライド遅延速度は18msという反応の良さもアピールされています。

タッチ応答速度は、例えば前モデルのROG Phone IIだと49ms、他社の120Hzディスプレイを搭載したモデルだと43msだったそうなので、だいぶ高速化されています。正直、細かい部分までの違いはわかりませんでしたが、ユーザーのゲームスキルが高いほどこの違いが重要になってくるかもしれません。

ゲーミングスマートフォンとして重要なSoCはQualcomm Snapdragon 865 Plus。メモリは12GBと16GBのLPDDR5で、ストレージはUFS3.1の512GBとなっています。ハイエンドスマートフォンとしてふさわしいスペックで、スマートフォンゲームはほぼ快適に動作するはずです。

バッテリー容量6,000mAhという大容量も見逃せないポイントで、ASUSの調査ではPUBG Mobileは9.2時間、ASPHALT 9は9.6時間といったゲームプレイ時間を実現しているそうです。

冷却性能アップ、高パフォーマンスで長時間使える

そしてゲーミングスマートフォンといえば冷却性能です。ROG Phone 3では、内部に大型のグラファイトフレーム、従来から再設計された3Dベイパーチェンバー、アルミニウム製フレーム、前モデル比6倍という大型のヒートシンクを備え、背面の排気口から排気することで、内部の熱を冷却します。

本体が熱くなるとパフォーマンスが低下するため、冷却性能はゲーミングスマートフォンのなかでも重要な機能です。ROG Phone 3ではさらに、外付けファン「AeroActive Cooler 3」が標準で付属。従来に比べてさらに排熱効率を向上させ、表面温度を最大4度下げられるようになったそうです。

AeroActive Cooler 3は付属品ということで、気軽に試せるのがメリットです。

ファンの回転数はそれほど速くはなく、騒音も思ったより激しくありません。底面にはUSB Type-Cポートとヘッドホンジャックがあり、本体を充電しながらゲーム音楽も同時に楽しめます。また、AeroActive Cooler 3の背面には新たにキックスタンドを装備。スタンドを出せば本体をデスク上に立て掛けて映像などを再生できます。ただし、その場合は構造上充電とヘッドホンは装着できなくなります。

作り込まれたゲーム管理アプリがポイント

ゲーミングスマートフォンでは、各社とも独自の管理アプリを導入している例が多いのですが、ROG Phone 3でも「Armoury Crate」を搭載。144Hzに対応したゲームのリストやインストールしたゲームの表示、起動に加えて、各ゲームごとの本体の設定を変更できます。

本体の設定もカスタマイズでき、パフォーマンスモードとして「ゲームチューニング」や「ハードチューニング」が選べるほか、ハードチューニングではCPUやGPU、温度制御といった項目をカスタマイズできます。ディスプレイのリフレッシュレートやタッチ速度、スライド感度といった変更も可能で、ゲームごとに最適な設定を探しておけば、いざという時の細かい使い勝手が勝敗を左右するかもしれません。

パフォーマンスに関しては、「Xモード」によって簡単に設定変更できます。アプリごとにカスタマイズしなくても、Xモードをオンすればその時に最適なゲーム設定に変更されます。Xモードはクイック設定から一発でオンオフできますが、本体下部を手に持った状態でぎゅっと握るだけでも変更可能です。

Xモードがオンになると、UIカラーが赤と黒を基調としたものに変更され、わかりやすく“ゲーミングスマートフォン感”が出ます。Xモードは3段階で変更できますが、「CPU/GPUを全開にする」というレベル3は前述の付属クーラーAeroActive Cooler 3を装着した場合にのみ選択できます。フルパワーでゲームを楽しみたい場合はクーラーの装着が必要というわけです。

もちろん、その分電力消費が増えるのでバッテリーの持ちは悪くなります。その辺りのバランスを考えながらXモードの設定を変更するといいでしょう。

3DMarkとGeekBenchのスコアをチェック

さて、では実際「Xモード」でどの程度パフォーマンスが向上するのでしょうか。公式発表では、ベンチマークアプリAntutuで657,870というハイエンドらしい結果が紹介されていましたが、今回は手元の実機で3DMarkを実行してみました。

実行したのは3DMarkのSling Shot Extremeで、通常時ではOpenGLが7809、Vulkanが6519だったのが、Xモード(レベル3)では7944と7116に向上。特にVulkanでの上昇率が高くなりました。

続いてGeekBenchでは、通常時のシングルコアスコアが972、マルチコアスコアが3347。Xモード(レベル3)では997、3374と微増。OpenCLはそれぞれ3530と3650、Vulkanが3785と3949だったため、GPUの方が上昇率は良いようです。GFX Benchだと特に高レベルテストが顕著で、例えば「マンハッタン3.1」テストは通常が3978フレーム(64fps)だったのが5003フレーム(81fps)に上昇。全体として、「Xモード」のほうが数字が向上していました。

実際のゲームプレイ時の影響は未知数ですが、少しでもパフォーマンスが上げたい場合はオンにしておくと良さそうです。

進化したタッチ機能「AirTrigger 3」

ゲーム機能としてさらに重要なのが「AirTrigger 3」です。AirTrigger 3は、横持ちにした時に上部の側面2個所が静電式のタッチボタンとなり、ゲームコントローラーのように操作することができる機能です。

AirTrigger 3向けに用意されたコマンドはタップ、スライド、フィンガーレスト、スワイプ、デュアルパーティション、連続タップで、従来より操作の幅が広がりました。タップでは、画面上のボタンに割り当てられるので、画面に触れずにゲームができます。PUBG Mobileのように2カ所に攻撃ボタンがある場合に便利です。

スライドは、左右または上下のスワイプをエミュレート。十字方向に画面スワイプで移動するゲームで便利でしょう。デュアルパーティションは、AirTrigger 3のタッチエリアを2分割して、押す場所にそれぞれ画面タップを割り当てる機能。ちょっと操作は難しくなりますが、4カ所の画面タップをエミュレートできます。さらに、本体を振ることで指定位置のタッチをエミュレートする機能も搭載しています。

このほか、マクロ機能も搭載。画面を操作した順番を記録して再生してくれるので、決まった手順が必要な場合に活用するといいでしょう。最初に設定する手間はありますが、一度設定しておけば役立つ機能です。

ゲーム中は、横持ちして画面左端からスワイプで「GAME GENIE」が現れます。そこで着信などの通知をブロックしたり、リフレッシュレートを切り替えたり、AirTrigger 3の設定を変更したりする機能に素早くアクセスできます。

また、ゲームプレイ中の録画、実況といった機能もあり、ゲーミングスマートフォンに必要な機能は網羅されているといえるでしょう。2画面で使えるTwinView Dock II/3、専用コントローラKunai 3 Gamepadといった、ゲームを快適にプレイできる専用アクセサリ製品にも対応しています。

ハード、ソフト両面でのゲームプレイを強化した機能で、ゲームプレイのためのスマートフォンとして高いレベルを実現しています。

普段使いでも便利なハイエンドスマートフォン

ROG Phone 3はスマートフォンとしてゲーミングに特化していますが、それだけではありません。大きく重いボディですが、大画面、大容量バッテリーのハイエンドスマートフォンとしても優秀です。

リフレッシュレートが高いので、素早いフリックでも画面の乱れが抑えられ、コンテンツが観やすいという点は見逃せません。色再現性も高く、動画や写真の視聴にも適しており、普段使いでも便利な機能が多く搭載されています。またゲーム以外でも、長時間の動画視聴にAeroActive Cooler 3が役立つかもしれません。

ちなみにAeroActive Cooler 3は動画撮影時にも使えるかと思いましたが、さすがにファン音が入るためか、動画撮影時には自動オフになるようです。ただ、排熱処理そのものが優秀なため、比較的長時間の連続動画撮影ができそうです。さすがに8K動画撮影ともなると本体はかなりの熱を持ちますが、仮に発熱のためカメラが停止されても、ファンがフルパワーで回転して早期の復帰を目指してくれます。

撮影に使う背面カメラは、ソニー製IMX686センサーをメインカメラに搭載したトリプルカメラ。有効画素数6,400万画素、ピクセルサイズ1.6μm、カメラのF値はF1.8と十分なスペック。1,300万画素の広角カメラと500万画素のマクロカメラも装備し、インカメラは2,400万画素です。動画は8K動画の撮影まで対応しています。

通信面では新たに5Gに対応しました。対応バンドはn1 / n2 / n3 / n5 / n28 / n41 / n66 / n71 / n77 / 78 / n79と多く、日本の周波数帯もカバーしていますので、今後、5Gによる新たなゲーム体験が実現されることも期待できます。

ハイエンドスマートフォンとして求められる機能を実現しつつ、ゲーミングスマートフォンとしても高レベルの機能を搭載したROG Phone 3。背面のLEDが明滅するド派手なスタイルはゲーミングスマートフォンならではですが、逆に言えば一般的なスマートフォンにはないデザインともいえます。

選択肢も増えてきたゲーミングスマートフォンとしても、独自スタイルのハイエンドスマートフォンとしても、ゲーマーはもちろん、動画を扱う場合にも有効なスマートフォンになりそうです。

ROG Phone 3の主な仕様

プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 865 Plus (オクタコア)
メインメモリ:12GBまたは16GB
ストレージ:512GB(UFS 3.1)
ディスプレイ:6.59型ワイド AMOLEDディスプレイ 2,340×1,080ドット(フルHD+)
アウトカメラ:メイン6,400万画素、サブ1,300万画素広角、サブ500万画素マクロ
インカメラ:2,400万画素
無線LAN:Wi-Fi 6(IEEE802.11a / b / g / n / ac / ax)
Bluetooth:5.1
5G:n1 / n2 / n3 / n5 / n28 / n41 / n66 / n71 / n77 / 78 / n79
FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B13 / B17 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28 / B29 / B30 / B32 / B66 / B71
TD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B48
バッテリー容量:6,000mAh
バッテリー駆動時間・Wi-Fi通信時:約15時間、モバイル通信時:約14時間(LTE時) / 8.5時間(5G時)
プラットフォーム:Android 10.0(ROG UI)
サイズ:W78×D9.85×171mm
重量:約240g
カラーバリエーション:ブラックグレア

小山安博

Related Articles

『EA SPORTS(TM) FIFA MOBIL...

ネクソンは、『EA SPORTS...

『ポケモン』ライクな育成MMORPG『Temtem...

インディースタジオのCremaは10月28日...

【FF7リメイク】PS4 高評価RPG 約束された...

FF7リメイク 実況動画です。実質2週目をまっ...