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月曜日, 10月 26, 2020

コロナ禍のカジノ業界で日本企業奮闘…『鉄拳』スロットがマカオの大型IR等で稼働開始…LT GAME JAPANとバンナムが共同開発 | マカオ新聞 – 澳門新聞

 カジノ業界は裾野の広い産業で、例えばマカオのカジノで使われているスロットマシンやカジノ用品について、実は多くの日本企業が関わっている。

 コロナ禍で明るいニュースが少ないマカオのカジノ業界だが、日本陣営による注目のスロット機『TEKKEN VIDEO SLOT』が大型IR(統合型リゾート)「ウィンパレス」とマカオ半島にあるカジノ施設「カムペックパラダイスカジノ」で今年4月から稼働を開始し、念願のマカオデビューを果たしている。

 同機は世界で高い知名度と人気を誇る3D対戦格闘ゲーム『鉄拳シリーズ』がテーマのビデオスロットで、日本のゲーミング関連機器開発メーカーLT GAME JAPAN株式会社と株式会社バンダイナムコアミューズメントが共同プロジェクトにより開発、製作(ベースはLT GAME JAPANの「RGX-1000」シリーズ)。2018年11月にマカオで開催された国際カジノ見本市「MGSエンターテイメントショー2018」で世界初公開され、同見本市会場内で行われた来場者投票によるスロット機のコンテストで最優秀テーマ賞を獲得し、数多くのメディアに取り上げられるなど、注目を集めた。昨年11月のMGS2019にも継続出展し、2年越しの奮闘の結果、カジノ施設での稼働にこぎつけたかたちだ。

LT GAME JAPANとバンダイナムコアミューズメントが共同で開発、製作した『TEKKEN VIDEO SLOT』(資料)=MGSエンターテイメントショー2018会場にて本紙撮影

 現在、ウィンパレスでは、『TEKKEN ASUKA ver.』2台、『TEKKEN PANDA ver.』2台、『GOD OF THE SEA.』1台、『RANK UP DRAGON』1台の計6台、カムペックパラダイスカジノでは『RANK UP DRAGON』2台、『GOD OF THE SEA』1台の計3台が設置されているとのこと。記者が現場を訪ねた際、精細な映像、臨場感あるサウンド、さらにはパネルにタッチしてバカラの絞りを再現するといったギャンブラーの心を掴む演出も盛り込まれており、スロットコーナーの中でも非常に際立つ存在と感じた。目下、マカオのカジノ施設すべてがニューノーマル下での営業となっており、ゲストの接触感染リスクを軽減するため1台おきの稼働だったことも付け加えておく。

 また、今夏にも米国オクラホマ州のカジノ施設に16台設置する計画が進んでいるとのこと。LT GAME JAPANの木村寿一会長は本紙の取材に対し、「マカオはもちろんのこと、広くアジア市場へ展開していく」と述べた。

 コロナ明けに向け、着々と実績を積み重ねる『鉄拳』スロット機の動向を今後も追いかけて行きたい。

 なお、マカオと中国本土では新型コロナの封じ込めに成果が現れており、中国広東省珠海市居民を対象にしたビザに相当するマカオ渡航許可(個人・団体観光旅行)の発給が8月12日から再開済み。さらに、同月26日から広東省、9月23日から中国本土全域に拡大するとするスケジュールも発表されている。マカオの総インバウンド旅客数に占める中国本土旅客の割合は約7割となっており、マカオのカジノ業界にとって追い風になると期待されている。

『TEKKEN VIDEO SLOT』が稼働を開始したマカオ・コタイ地区の大型IR「ウィンパレス」(資料)=2020年5月本紙撮影

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