想像する家について


日比野克彦企画のもと「想像する家」として新潟県十日町市莇平にある古民家を改修しました。この企画は、生活の拠点である「家」その営みの中で想像することの積み重ねが未来の世界を創り出していくと考え、「眠る」「食事をする」「会話をする」「憩う」「清潔を保つ」ことをアートという想像力を使い家の中にそれを形にしてしつらえます。「想像する家」ではアーチストの作品とコラボレーションさせることにより想像力を作りだし、また「生活」をテーマとしたワークショップを行うことで、客人たちはここでの体験を通して普段の生活のなかに新しい発見と創造力を持ち帰り、各自の明日、明後日を創造する種を作り出していくことを想定しています。

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何事も想像から始まる。すべての物は誰かが想像したからこそ現実のものとなっている。頭に浮かんだものをスケッチする行為を存分に発揮できる家が想像する家です。2階はホワイトボードで床壁が出来ており、スケッチし放題です。外壁はカラーマグネットシートが貼れるようになっており、自由に装飾することが出来ます。アーチストのスケッチなども描かれています。山の中の木々に囲まれた想像する家であなたも想像してみてください。そして部屋に書き残された誰かのスケッチに刺激されてスケッチしていってください。
日比野 克彦
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「想像する家」の7つの説明 
[その1]
「想像する家」は、そこに訪れ体験した者が、環境と人との関係をより認識することにより、想像する力を育み、未来の環境を創造していく力を高めていきます。
[その2]
「想像する家」とは、人の中の想像を可視化させて創造する力を喚起するためのインターフェースです。
[その3]
人は五感によって自分の身体の周辺から情報を収集し、分析し、想像し、創造(イメージの外在化)をしていきます。想像するには、その人の周りの環境が重要な役割を担っています。
[その4]
「想像する家」を体験することにより、観察力・発想力・思考力・分析力を高めます。
[その5]
想像したものを視覚化(創造)する仕組みについて・・・家の内壁、外壁が描いたり消したりできる壁になっていて、イメージしたことが原寸大ですぐ創造(視覚化)できるようになっています。
[その6]
「想像する家」ではファシリテーターが設定したテーマで訪問者をガイドしていきます。
[その7]
テーマ1「地球を感じるこんな家があったらいいなあ」
テーマ2「人が成長するこんな家があったらいいなあ」
テーマ3「時を過ごすこんな家があったらいいなあ」
テーマ4「いろいろ考えることが出来るこんな家があったらいいなあ」
テーマ5「友達になれるこんな家があったらいいな」
テーマ6「いろいろつながるこんな家があったらいいなあ」
テーマ7「世界的発明ができるこんな家があったらいいなあ」
テーマ8「オリンピクで金メダルが取れるこんな家があったらいいなあ」
テーマ9「未来のことが予感できるこんな家があったらいいなあ」
テーマ10「また来たくなるこんな家があったらいいなあ」
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<1階>
玄関先から入り上がり框を上がり居間、床の間、ふすま、押し入れの中、そして二階の階段裏から壁にかけ、2003年から10年間発行してきた「明後日新聞」のバックナンバー144号までがずらりと貼られています。
床の間には納屋から出てきた「縄なえ機」が展示され、これまでお蔵入りしていたこの機材も日の目を浴びる日がやってきました。一階で受付を済まし、説明を受けたら二階へあがってみましょう。
<2階>
階段を上りきった先の廊下から、床、壁面にかけホワイトボードが貼られました。
ここではあなたの『こんなのがあったらいいな、もの、こと』をスケッチしたり、前に訪れた人が描き残した絵に触発されながら想像力を膨らませ、真っ白なホワイトボードのキャンパス上へ思い思いにスケッチを描く事ができます。
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日比野克彦「想像する家」
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012<作品番号:D268> 会期:2012年7月29日(日~9月17日(月・祝)10:00~17:30 無休 所在地:新潟県十日町市莇平478 明後日新聞社より明後日坂を上り徒歩3分 料金:個別鑑賞 大人300円
【協賛/協力】
協賛:パナソニック株式会社
協力:JFE建材株式会社 ニチレイマグネット株式会社 株式会社サクラクレパス